毎週土曜日の午後7時半から90分枠で放送されたドラマ
『学園危機一髪』の通称だそうだ
まだ2時間ドラマが定着する前だから…
テレ朝が土曜ワイド劇場を放送してたけど、『火サス』はまだだったと思う…
『部長刑事』の3倍の時間(笑)で
一話完結の学園ドラマというのは、当時かなり画期的だっただろう。
その第1回放送は『ガラスの動物園』というタイトルで、
田中邦衛さん、熊谷(現・松田)美由紀さん主演の異色作。
ボクは、杉田成道監督作品集で、このドラマを見た。
他の放送分については判らないけど、
いわゆる『お茶の間の娯楽』として、
夕食時に家族団欒ムードで眺めるドラマではなかった(笑)
教師と問題ありの生徒が解り合う…などと文字にすると
よくある青春ドラマみたいだけど(苦笑)
若林繁太さんの『教育は死なず』が元になっていることもあり、
台詞が嘘っぽく聞こえない。理解に至る過程がリアルというか説得力があるのだ。
ドラマの冒頭からいきなり、
『状●劇場』の新宿赤テント公演を彷彿させるシーンが登場したり、
浜辺での輪姦シーンがあったりと
ショッキングな場面が多々あるのだけど
ボク個人としては、
英語教師役の田中邦衛さんが
自分の英語が外国人に全く通じないと思い知らされ
酒に酔って泣きながら暴れるシーンが、一番印象深かった。
先生だって、ただの人間なんだということが、
生徒や家族に伝わる重要な場面だったと思う。
『この夜にさよなら』『ゆきずりの風』『翼あるもの』
など甲斐バンドの曲が挿入歌として、随所にちりばめられていた
山田太一さんが、かつて甲斐さんに宛てた手紙に
甲斐さんの曲をご自身のドラマに使いたいと思っても、
甲斐さんの作品は、しっかりした自分の世界を持っているから、
ドラマの方が負けてしまいそうだと書かれたという。
このドラマでも、全編に渡って甲斐バンドづくしとは行かなかったようで、
通常のSEや無音で流した場面もあったけど、それも無理ないかと思う…
歌詞やメロディが映像的なことが、原因となっているのは勿論なんだけど(笑)
何よりも甲斐さんの声が際立ってしまって(爆)
ドラマに集中できなくなってしまいそうなんだもん(笑)
そういう意味では、挿入歌より主題歌に向いてますよね。
ちなみに第2回放送は、秋吉久美子さんが教師役で主演され、
挿入曲は、YMOで占められていたそうだ。