「ロイヤルヒューマン」の競馬事業部を毛嫌いしているのは、山王社長の長男だけではなく
社長夫人(黒木瞳さん)も相当なもので(汗)
…というのも、社長に馬主になるよう勧めたのは、やはり馬主だった夫人の実父らしく
その父親は「馬が負けたのを母のせいにするような人だった」みたいで
山王社長が初めて馬を買って来た時に、得意気な顔を見て「卒倒しそうになった」んだとか…(汗)
…って、そんな話を聴かされた「競馬事業部専任秘書」の栗栖さんは…(苦笑)
それはともかく…「ロイヤルイザーニャ」が勝利したことで、競馬事業部は存続となったものの
その「イザーニャ」も「ファイト」も2頭揃ってケガをしてしまい、新たな馬を購入することに…
「有馬で勝つ」ために、良質な血統の馬を量産している「北陵ファーム」のセリに臨むも
社長のお目当ての馬は、椎名社長と競り合った末に、3億2千万円で落札されてしまい
「ロイヤル」陣営は、各牧場を訪ねて「庭先取引」をする羽目に…
尾美としのりさんの牧場を訪れると…「育成も生産も限界」な状態の上に
「北陵の馬に勝てる気がしない」と、年内で牧場をたたむつもりであることを告げられ
社長は、この牧場に預けている繁殖牝馬「ロイヤルハピネス」の移転先を見つけると約束
また、栗栖さんの元カノの実家「野崎ファーム」も、経営面を考えれば
新馬をセリにかけて、収入を得なければならない状況であるにも関わらず
元カノの父は、落札者がどんな人でも馬を渡さなければならないセリを嫌い
「この人なら…」という相手にしか売らないと譲らず…(汗)
ただ、いくらアメリカで種付けをしたとはいえ
無名の個人牧場の馬に「1億円」という値段を付けては、簡単に買取手は見つからず…(汗)
山王社長も、その強気過ぎる言い値に反発を覚えつつ、野崎ファームを訪れるも牧場主と衝突(汗)
…が、かつては「サラブレッドと言えば日高」と呼ばれた一大生産地も
「繁殖から育成、調教、種馬の管理など、競走馬の生産に必要な全ての施設を取り揃え
年間に数百という新馬を取引する、国内最大規模の牧場」である北陵ファームに圧され
北陵に負けないほどの良馬を生みだそうとするも、その経費に見合う収益は得られず
生活のために、とにもかくにも馬を売ることが第一となってしまい
また、尾美さんの牧場のように、牧場主の高齢化や後継者不足にも悩まされ
廃業する牧場が後を絶たない状況をよく知る社長は
野崎牧場主のためではなく、その後継者になるであろう娘のために、再び野崎ファームへ…
ただ、この時点では、野崎ファームに「ハピネス」を預け、委託金を支払うことで
牧場の経営を支援して貰えないか?という栗栖さんの提案を受け入れた形の再訪だったのが
牧場主を待つ間に、のんびりと佇んでいる子馬を見つけた山王社長が声をかけると
その子馬が近くへ寄って来て、社長が柵越しに子馬の顔を撫でているところへ、野崎父娘が現れ
「あのコが懐いてる!?あんなに臆病なコが…!?」とビックリ!
前回の話し合いとは打って変わって、友好的なムードの中
牧場主が「私の夢は、この牧場の馬でG1に勝つことです
1億という金額は、その覚悟を問うための金額なんです」と明かすと
山王社長も「悪いが、俺の夢もG1だ。有馬で1着を獲る…もう1つ夢が出来た
その夢を日高の馬で成し遂げるんだよ。そのために日高の馬が必要なんだよ
乗らせろよ、あんたの夢に…」と返し
「勝つ気はありますか?」「死にもの狂いだ」「どうか、お願いします!」で取引成立
…が、そのあと、栗栖さんに「よくご決断されましたね」と言われた山王社長は
「この牧場を見た時から決めてたんだよ
(馬が食べやすいように)草のアタマをちゃんと刈ってあるんだ
馬のためには絶対必要な作業だよ
手が足りなくてサボる牧場もザラなのに、ここは、たった2人で見事なもんだ
それだけでも信用に値する。俺は、馬のことは…(判らないが人への信頼に賭ける)」
…と話している途中で、栗栖さんから「それは存じ上げてますが、そこですか!?」とツッコミが…(笑)
余談ですが、原作者の早見和真さんへのインタビュー記事によれば…
中学生の時の有馬記念で、ご友人のお父さんから「ちょっと予想してみろ」と言われて
唯一ご存知だった馬「オグリキャップ」をお選びになったところ
前走で大敗していて「絶対来ない」と思われていたオグリが有終の美を飾り
「あそこでオグリキャップが負けていたら
『ザ・ロイヤルファミリー』は存在してなかったかも知れません」と話され
更に…「今でも一番好きなレース」が有馬記念なのは
「初夏にある日本ダービーは、人間の欲望が渦巻いているように見えて」いらっしゃるのに対し
「年の暮れの有馬記念には、しん、と静まりかえる瞬間がある
みんなの祈りが集まるんだという気持ち」がおありだからだそうです
また…「僕にとって競馬小説と言えば宮本輝さんの『優駿』です
優駿がダービーを目指す物語である以上、有馬記念を目指す物語を書きたいなと思ったのです」
…と明かされているんだけど「優駿」の主人公の馬の名前は「オラシオン(祈り)」でしたよね?
そう言えば…映画化された「優駿」には、当時ポニーキャニオンにいらした
甲斐バンドの永久欠番ベーシストの方も関わっておられたんじゃなかったっけ?
それはともかく…「ファンレターの中に『30年前に宮本輝先生は優駿で社台の興隆を描こうとした
早見さんはロイヤルファミリーで日高の復活を祈った』と書いてあり、すごく嬉しかったですね」と早見さん
「今の競馬界が社台グループの大きな牧場を中心に回っているのは間違いありません
社台を悪、日高の牧場を善という風に書いたつもりは毛頭ありません
ただ、これからの競馬界の足腰の強度を考えると
オグリキャップを生んだ日高に限らず
中小の牧場がふるわないといけないなという気持ちがあって、スポットを当てました」
…と、このドラマの第3話「庭先取引」のモチーフに触れていらっしゃいますが
ドラマの「最終回」…「2025年の有馬記念」のレースシーンを拝見した身には
「絶妙な落としどころ」に拍手しかございません♪
ちなみに…「社台グループ」は、このドラマに協力されてるんだけど
奥さんは、弟くんがアメリカに留学する際に
テレビの「競馬中継」を録画して送ってくれと頼まれ、観るともなしに観たレースで
穴馬と評されていた「シャダイ」の馬が1着になったことで、競馬に目覚め(笑)
その後、何年かG1レースの馬券を買ったり
甲斐さんの東京ライブの翌日に、府中競馬場へ出かけて行き
そこそこの配当金を持って帰ったりしておりました(笑)