地方自治体がブルーインパルスに来てもらう4つのヒント | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

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上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

「航空ファン」7月号が、高田城址公園を飛んだブルーインパルスの特集記事を掲載しています。





ブルーインパルスを上越に呼んだ男、みたいな感じで私の事も書いていただいてました。
神野さん、杉山さん、取材ありがとうございました。






伝わってきた話では、ブルーのチームにとっても、今回の高田城址公園での展示飛行はひときわ印象深い飛行だったとのことでした。

どうやって誘致したのかと幾度かきかれました。
たまたま航空幕僚監部広報室に近しい方がいて、仲介の労を厭わず動いてくれたことがまず大きかったかと思います。

なんだやっぱりコネか、と思われるかもしれませんが、そうではありませんね。

以下、地方自治体がブルーインパルスに飛んできてもらうには、を箇条書きにしてみます。
あくまでも私見ですので、よろしくお願いします。

1.地元あげての熱意はあるか

誘致できるかどうかは、ひとえに地元がどれだけ本気でブルーに来て欲しいと思っているかにかかっています。
今回はまず私がひとり思い立って昨年4月に単独で航空幕僚監部広報室へ行きプレゼンしてきました。良い感触を得て上越市に戻り、当時の市長のGOを取り付けました。
そこから市、観光コンベンション協会、商工会議所、自衛隊地元地本、地元にある陸上自衛隊などが一致協力して、進めることとなったのです。
隠密裏の交渉ですから、市民あげての…というスタイルは取りませんでした。
秋からは、私は表から退き、市の観光課中心に進められました。
交渉の最後のダメ押しとして、地元代議士から強力にプッシュしてもらいました。これも効いたかと思います。

2.タイミング良く記念年がくるか

来てもらうには、来てもらうだけの大義名分が必要だと思われます。
今回は上越市制50周年として来てもらいました。ちなみに前回企画した時は、2015年北陸新幹線金沢延伸(上越市にとっては開通)記念としてでした。

3.航空自衛隊にとってのメリットはあるか

ブルーインパルスは、お金で呼ぶものではありません。呼ぶ側にはまったく負担がかかりません。言ってしまえば、予算は限りなくゼロに近い額です。
したがって航空自衛隊にとってメリットがなければ飛んで来てくれません。
一言で言えば、航空自衛隊あるいは自衛隊のPR、宣伝になるかどうかです。CMにコーポレーションイメージの向上あるいはブランド化というジャンルがありますが、まさにそれにあたります。
当地に飛びにくることが、航空自衛隊、自衛隊、防衛省への理解、共感に繋がる必要があります。

4.企画がユニークか

PRですから、単に飛んで来れば済むというわけにはいきません。どれだけの人が見てくれるか、飛来を盛り上げるイベントやパブリシティなどは何ができるか、そこを向こう側は注目します。
上越市の場合、年間でもっとも人が繰り出す観桜会の時期にあてました。予行、本番合わせて10万人の来訪が見込まれ、しかも18万都市の真上で飛ぶので市民の多くが見る、二日間合わせて30万人前後が見るだろうことをアピールしました。
また地元酒蔵組合と連携しブルーインパルスをあしらった特別ラベルの酒の売り出し、ブルーインパルスグッズ等を売る業者さんのブース設置の特別許可、コロナ禍でなかなかできなくなった握手会の替わりとなる隊長始め4人の隊員による講演会などを企画し、プレゼンしました。

先にも書きましたが、あくまでも私見ですので、よろしくお願いします。

ブルーインパルスに来てもらうなんて夢のまた夢、と諦めている自治体の皆さん、積極的にアプローチしてみたらどうでしょうか。
佐渡金山銀山の世界遺産登録がめでたく成立したら、どうですか佐渡の皆さん、ブルーを呼んで世界遺産の上空を飛んでもらったらどうでしょうか。

上越もまたいつか飛ばしたいなぁ…

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