山鳥毛 行ったらいつでも見られるのか? | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

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上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

国宝謙信公佩刀(?)無銘一文字山鳥毛、購入の件。

市は、再来年リニューアルオープンする歴史博物館の目玉にしたいと考えています。
目玉というと、普通は「いつ行っても見られる」と考えてしまいますね。しかし、国宝ともなるとそうはいかないようです。

平成八年、国宝・重要文化財の公開に関する取扱要項の制定について、文化庁が各都道府県教育委員会あて、通知しています。
それに従えば、今回の山鳥毛の展示は、最長で年60日あるいは30日となります。
常設展示されてこその「目玉」と捉えるなら、そういうものにはなりませんね。しかし、「そこに厳然とあるのだ」という意味での「目玉」ではあり得ます。

とはいえ、庶民的には「せっかく観にいったのに、しまわれていた」となるわけで、精巧なレプリカなど必要になるでしょう。

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平成八年七月一二日

各都道府県・指定都市教育委員会教育長あて

国宝・重要文化財の公開に関する取扱要項の制定について

文化庁長官裁定

「国宝・重要文化財(美術工芸品等。以下「重要文化財等」という。)の公開は、国民が文化財に親しむ機会を確保する観点から積極的に推進する必要がある。しかし、我が国の文化財は材質がぜい弱なものが多いため、公開によって貴重な文化遺産が損なわれることがないよう保存について細心の注意を払わなければならない。」

「公開の回数及び期間」

(一) 原則として公開回数は年間二回以内とし、公開日数は延べ六〇日以内とする。なお、重要文化財等の材質上、長期間の公開によってたい色や材質の劣化を生じるおそれの少ないものについては、この限りでないこと。

(二) たい色や材質の劣化の危険性が高いものは、年間公開日数の限度を延べ三〇日以内とし、他の期間は収蔵庫に保管して、温・湿度に急激な変化を与えないようにする必要があること。