地域が自力で価値を生む | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

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上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

この休日に読んだもので一番残った今言葉

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「地域が自力で価値を生む」

   劇作家 山崎正和 (読売321日「地球を読む」より)


(要旨)

・元気だった昔の村や町は、単にものを生産する場所ではなかった。

・学者や文人をも輩出した日本文化の基盤を養った。

・今日地域を貧しくしているのは金銭的欠乏だけでなく、文化力の衰退と誇りの喪失にある。

・政府にも自治体にもこの自覚がなかった。

・いま地域が全国的な文化活動の拠点になり、改めて「地域が日本文化をつくる」伝統の再生を予感している。

・たとえば長野県飯田市の人形劇、鳥取県米子市今井書店の「本の学校」など。

・地域が自力で価値を生むことが大切である。

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ポイントは、地域の文化活動、ではなく、地域が「全国的な」文化活動の拠点となるという点だと思う。



平成22年上越市「市民の声アンケート」中間報告によれば、「上越市の各分野の取組」の「今後の重要度」で、60項目中「大変重要である」のワースト3位が「文化、芸術活動の推進」、ワースト2位が「国際的な文化交流の推進」だった。ちなみに重要度が高いと市民が思っている項目は、防災、医療体制、安全な水道水の供給など。ワースト1位は、水産業の振興。

市民は、文化関係の重要度を低く見ている傾向が強いということか。これをどうとらえたらいいのだろうか。「地域が自力で価値(文化的価値)を生む」ことが、この町で可能なのだろうか。数字に表れない文化への渇望がある、と考えたいけれど。

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