委員会審議を3日間に | 地方都市は死なず! 滝沢いっせい ブログ爽創通信  *09016693890*kpissey@rf6.so-net.ne.jp*

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上越市議会議員滝沢一成のブログです! 日々感じたこと、考えたことを、できるだけ素直に書いてゆきます。
滝沢一成のテーマは「雪」「老い」「貧困」、これらを追及します。

昨日委員会審議のオーラス、総務常任委員会の2日目が終了しました。終了時刻午後840分。1日目も6時過ぎまで行いました。

上越市議会では、昨年の議会から4つの常任委員会の審議日数が、それぞれ3日間から2日間に修正されました。速やかな議会進行、質問の質のアップを狙ってということでした。またそれに伴い理事者側の長い説明が省略されることとなったのです。


3日間から2日間へ、30パーセントの時間減。今回その無理さ加減が露呈しました。文経、総務とも終了時刻が大幅に遅くなりました。文経の2日目は9時半になったとのこと。審議時間でいえば、文経は2日間でおよそ20時間。総務はおよそ18時間です。

遅くなることは実はそんなに問題ではないと思っています。7時や9時までやってもそうしんどいことではない、国会でも良くやっていることです。それくらいの体力はどなたもあるでしょう。

また理事者側の説明の省略も問題ないでしょう。


問題は、「審議を尽くす」という議員の本分を果たせなくなるのではないかということです。何か「時間短縮」が目的になってしまっているような気がするのです。時間が短縮されることはあくまでも表層であって、本質は委員会の討議の質を上げることにあるはずです。

時間を短縮するために、質問の頻度を少なくした、訊こうと思ったがやめた、もっと突っ込みたいがやめた、そういう声が議員から上がっています。

確かに質問の質を上げ迅速な委員会運営ができることは良いことです、しかし委員が訊きたいことを訊けない雰囲気が広がっているとしたらそれはまずいでしょう。ちなみにこの「審議を尽くすのが本分」という言葉は、昨日委員会終了後、橋爪議員がおっしゃった言葉です。はたと膝を打ったしだい。


議員として疑問に思ったことは全て訊く、それが基本だと考えます。私たちは政治のプロとして深く突っ込む質問を放つとともに、市民の一人として率直な疑問、直感的な疑問を行政にぶつける、そういうことが大事なのではないでしょうか。

全ての質問が、大向こうを唸らせる質問でなくても良い、3割が市の姿勢を改めさせるくらいのレベル、4割が聞く価値はあったというレベル、そして3割は少々の微苦笑で迎えられるレベル、それくらいで充分だと考えます。

政治のプロなのだからプロらしく質問を、と鯱ばることは無いのです。

またおろかな質問、勉強不足が露呈する質問、何を訊いているのか解らない質問、持論を述べるだけの質問、「要望です」で終わる質問、そういう質の低い質問をして墓穴を掘るのはその委員自身です。愚問は自ずから淘汰されていきます。


議員であるからには、市民の皆さんから「この施策はどういうことなのか」と問われたら、どんな件もちゃんと答えなくてはなりません。それは議員としての義務です。審議で訊きたいことを訊かないで、自信を持って答えることができるでしょうか。


「時間短縮」を金科玉条のように堅持せず、「審議を尽くす」「行政を監視する」という本来の目的を果たすために、審議日数の改正をお願いしたい、予算議会、決算議会だけでも検討していただきたい、そう考えています。


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