小平レポート 第1回目(2) | 磯山亮オフィシャルブログ「きっと未来は、なぜから始まる」Powered by Ameba

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○(独自改定バージョン)  小平・他家(26市平均)の家計簿  


1年間の収入                             1年間の支出

収入内容     小平家       他家        支出内容      小平家        他家


市税(給料)   295万円 53,6% 313万円 49,4% 人件費(生活費)  99万円 18,6% 109万円 17,8%


各種譲与税、交付金 31万円 5.6% 42万円 6,6% 扶助費(学費、医療費)113万円 21,2% 129万円 21%

(諸手当)                              
                                公債費(ローン返済金) 44万円 8,3%  44万円 7,1%
 
分担金・負担金、 12万円 2,2%   19万円 3%  物件費         83万円 15,6% 95万円 15,5%
使用料および手数料                    (被服費、消耗品)
(アルバイト収入) 

 国・都支出金  123万円 22,4% 156万円 24,6% 補助費等(自治会費) 94万円 17,7% 92万円 15%
(実家からの仕送り)

財産収入(古物売払い) 5万円 0,9% 11万円 1,7%  積立金(貯金)    11万円 2,1%   13万円 2,1%

繰越金(財布の中身) 40万円 7,3% 37万円 5,8%   繰出金(仕送り)  62万円 11,6%  62万円 10,1%

稼ぎの計     506万円 (92%) 578万円(91,2%) 普通建設事業   26万円 4,9%  70万円 11,4%
                                   (家屋の増改築など)

繰入金(貯蓄取り崩し) 23万円 4,2%  20万円 3,2%

市債(ローン)      21万円  3,8%  36万円 5,7%

収 入 計      550万円 100%  634万円 100% 支 出 計  532万円 100%  614万円 100%



では、%部分について注目しながら、家計簿についての市報の記事をもう一度読み直してみる。
ん?なんかおかしくないか?いやおかしくはないが、%で比較をするとなんか違和感を感じるところを発見しました。


それはこの部分↓

「小平家は収入、支出とも他家に比べると小さな額になりました。その要因は、収入に見合ったコンパクトなやりくりをしていることです。特に人件費(生活費)や扶助費(学費・医療費)、普通建設事業費(家屋の増改築)などは、他家に比べ少ない額で構成されています。

 一方、公債費(ローン返済金)は他家と同程度です。現在は高止まりをしていますが、返済のピークは過ぎています。」


確かに、金額の数字で見ればおっしゃる通りなんですが、%で見ると若干違った論評をする事が出来るみたいです。


●人件費については、「他家よりも歳出総額における割合はやや高くなっています。」 

小平家18,6% 他家 17,8% (+0,8%

●扶助費については、「他家の歳出総額における割合とほぼ同じになります。」  

小平家 21,2% 他家 21% (+0,2%

●普通建設事業費については「他家よりも歳出総額における割合は目立って低くなっています。」 

小平家4,9% 他家 11,4% (-6,5%

●公債費については「他家の歳出総額における割合より高くなっています。」   

小平家 8,3% 他家 7,1% (+1,2%



要するに、人件費の割合は高く扶助費は平均程度普通建設事業費は抑えて借金を返すという小平市のお金の使い方が、見えてきます。



私としては、不景気に緊縮財政をし、借金を返すのはあまり良い運営ではないと思います。
確かに借金は増やさない事が重要ですが、不景気の金利の安い時に、借りるならいざ知らず、無理をして返すことが小平の経済状況が好転する材料にはならないのではないでしょうか。


とりあえずこのレポートは21年度決算についてですので、22年度の予算に期待しつつ、今回はこの辺で終わりにしようと思います。