味噌仕込み | いそりんの「NO LIMITS」     ~限界を打ち破れ~

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「積小為大」
~ コツコツと小さな一歩を積み重ねる ~

今年もいよいよ味噌仕込みの時期がやってきました。

「寒仕込み」と言って、この時期に仕込むと雑菌が繁殖しないんです。


今年は大豆が豊作だったので去年の倍以上の量を仕込みます。

大豆4.5kgに麹を4.5kg、塩は2kgです。

これが合計で1.6倍になるので18kgほどでしょうか?


そのため秘密兵器を用意しました。

はいこれ。

炊き出し用の大鍋です。

患者さんのご厚意でお借りすることが出来ました。

お返しに「手前味噌」でも持っていくことにしよう。


続いてドン。

もうスリ鉢でガリガリやったりは不可能な量です。

こんな良いものをアマゾンで見つけてしまったら、迷わずクリックです(笑)

いくら奥さんに反対されていても、届け先を接骨院にして返品期間が過ぎてから

自宅に持って帰れば「ごめんなさい」で済むんです(笑)


どうですか、この量は!

前日から水に漬けておいた4.5kgの大豆を一気に煮込みます。

最初は強火で1時間ほど、その後は弱火で合計4時間ほど煮込みました。


同時進行でこっちでも煮込んでいます。

とにかく炊き出し用の鍋を3台でやっとの量です。


煮込んでいる間も目が離せません。

吹きこぼれることもあるし、灰汁をとらないといけません。


4時間もすると良い感じになってきます。

そのまま食べても物凄く美味しいんです。


親指と小指でつぶれる柔らかさになったらもう大丈夫です。

この間にかなりつまみ食いしてしまうので結構お腹いっぱいになります(笑)


味噌は大豆の他に、塩と麹を使います。

今年は千葉の寺田本家という酒蔵の麹を使ってみます。

千葉の田んぼで作った大豆には地場の麹がきっと良いはずです。

塩は沖縄の天然塩を取り寄せました。


まずは塩と麹をよく混ぜ合わせます。

これを「塩切り」と言います。

麹の力で手がツルツルになりますよ。


大人しくしていると思ったらちゃっかりこんなところにいました(笑)
どこにでも入り込んでくるところが自分を見ているようで辛い・・・

今年の味噌壺です。
大きい方が14リットル、小さい方が7リットル入ります。

いよいよ秘密兵器の登場です。

こういう時は必ず最初にやりたがる奴がいます。

しかしこれは怒られても買って正解。

綺麗にすり潰されてどんどん出てきます。

これは早いわ。


塩切りしておいた麹とすり潰した大豆を混ぜて捏ねます。

まんべんなく混ざりあわせることが大事です。


混ぜ合わせた大豆で味噌玉を作ります。

これを嫌な奴の顔を思い浮かべながら壺に投げつけて行きます(笑)

こうすることで空気が抜けて良い発酵につながるそうです。


表面を慣らしたサランラップを掛けて、塩で重しにします。

最後に新聞紙で蓋をして出来上がりです。


このまま新年まで冷暗所で保存します。

こうして来年の味噌は無事に確保できました。


また来年になったらワクワクしながらチビ達と開けるのです。

こういうことが本来の食育だと思っています。


美味しい味噌が出来ると良いな。






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