ある日、しらけた顔で電球を磨いている社員さんひとりひとりに対して、松下幸之助さんが言った。
「この電球はどこで光っているか知っているか?」と。
「こども達が絵本を読んでいる。すると外が暗くなり、家の中はもっと暗くなってしまう。そうなればどんな物語も途中で閉じなあかん。でもな、あんたの磨いている電球一個あるだけで子供たちのドラマは続行や。あんたは電球を磨いているんやないんやで。子供たちの夢を磨いているんや。子供たちの笑い声が聞こえてこんか?物作りはな、物を作ってはあかん。物の先にある笑顔を想像できんかったらあかんのやで!子供たちの夢のために、日本中に、世界中に、この電球を灯そうや!」
この話を読んだ時、何だか衝撃を受けたのを覚えています。
仕事はその先を見なあかんということです。
翻って、僕らの仕事に落とし込むと・・・
治療をしている時に何を見ているだろうか?
腰が楽になったおかげで孫を抱っこしているおばあちゃん、辛い肩こりが楽になって家で優しい顔になったママ、膝の痛みが消失したおかげで引退試合に挑めた高校生。
その先の姿を考えて仕事をしていくことが大切なのだ。
自ずと魂がこもった仕事になるはずだ。
今の時代、「魂を込めて」なんて言うとウザいのかも知れない。
でもそこは僕の仕事に対する譲れないところだ。
松下幸之助さんや稲盛和夫さんの著書からは多くの学びを得る。
「道をひらく」や「生き方」は今後もボロボロになるまで読もうと思う。
- 道をひらく/松下 幸之助
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- 生き方―人間として一番大切なこと/稲盛 和夫
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