われわれは接客業なので、いつも身だしなみには注意しなくてはならない。
イケメンに越したことはないが、そうでなくとも出来るだけ好感度の高い人間でなくてはならない。
「人は見た目が9割」という本が1~2年前に流行ったが、あれは「マレービアンの法則」というものがもとになっている。
「マレービアンの法則」とは、「スピーチで話し手が聴衆に与えるインパクトは、外見が55%、声の大きさや抑揚が38%、言葉や内容が7%である」というものだ。
つまり「内容」よりも「外見」や「話し方」の方がより大きなインパクトになるということだ。
【外見】
・きちんとした服装
・自信にあふれた姿勢
・にこやかな笑顔
【話し方】
・声の抑揚・メリハリをつける
・自然なスピード
・身振り、手振り
われわれは医療従事者として患者さんにお話しする「内容」というものは、当然のことながら「質の高いもの」でなくてはならないが、どうしても上手く伝わらない時やコミニュニケーションが取れない時は、話す「内容」を変えることよりも「外見」や「話し方」を変えてみた方が手っ取り早いかも知れない。
清潔感のある身だしなみで仕事に挑み、目を輝かせ、心からの笑顔で、ハキハキとした大きな声。
これが出来てれば確かに好感度は上がるのだろう。
そして・・・
このどれもが才能は関係なく、やる気さえあれば誰でも出来るというのも見逃せない一面だ。
つまり・・・
「話が伝わらない」「インパクトに欠ける」のは、結局は才能がないからではなく、やる気が足りないからなのだ。