ハイボーラーの備忘録 -4ページ目

ハイボーラーの備忘録

呑むと記憶を無くすので

スーザの「星条旗よ永遠なれ」はアメリカの第二の国家と呼ばれるほどの曲だが、ホロヴィッツは1942年にアメリカの市民権を与えられたことに感激し、1945年にこれをピアノ独奏用に編曲した。
腕二本から上・中・下3つのメロディーが聞こえてくるあたり、明らかに異常である。
ピッコロの声部が出てくる箇所は極みで、指が楽器を再現しているように聴こえる。
また、技巧的な困難さを感じさせない、わけがなく、明らかに弾きにくそうなのが怖い。

(ホロヴィッツ 1950.12.29)
強靭な音とリズムを保って弾くだけでも困難なはずなのに、この編曲を行進曲として聴かせてしまう技巧は全く見事としか言いようが無い。