過去記事を読みますと、当時が蘇ってきます。友人に助けられて日々身体に良いことをしてたんですね。
友人は有難い存在です。
老年になり引きこもってしまうと、これはいけません………
益々ダメになってしまいます。
今の酷くなった腹痛は前々からの続きです。苦しいからと寝たきり生活をしないようにがんばるしかありません。
第65回 藤 原 賞
染谷隆夫・東京大教授(55)
倉谷 滋・理化学研究所客員主管研究員(65)
お二人の研究業績などの紹介記事です。
藤原賞とは
藤原科学財団(理事長=加来正年・王子ホールディングス会長)が贈る学術賞。財団は、旧王子製紙(現在の王子ホールディングス、日本製紙)を発展させ、製紙王と呼ばれた藤原銀次郎氏が、正力松太郎・読売新聞社主(当時)の協力で1959年に設立した。副賞は1000万円で、贈呈式は17日に東京都内で開かれる。
第65回藤原賞常任選考委員
☆広川信隆・東京大特任教授(委員長)
☆小林誠・高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授
☆中村栄一・東京大特別教授
☆細野秀雄・東京工業大栄誉教授
☆藤吉好則・東京医科歯科大特別栄誉教授
伸縮性エレクトロニクス研究への先駆的
貢献と電子皮膚の発明への展開
伸縮自在の電子回路開発
東京大教授 染谷隆夫氏(55)
1907年東京大大学院工学系研究科博士課程修了。同大助手、准教授などを経て、2009年から現職。15年から理化学研究所主任研究員・チームリーダーも務め、23年から同大副学長。東京都出身。
スマホやパソコンなど私たちの身の回りの家電製品に用いられる電子回路。硬くて繊細な扱いが必要という従来の概念を覆し、伸縮自在で丸めても壊れない極薄回路を開発した。
人間の肌に貼れば体温や心拍数、脳波を計測できる「電子皮膚」となり、医療やスポーツなどへの応用が期待される。
この電子回路は、厚さ1000分の1㎜のプラスチックシートの上に、有機半導体の材料や金属のセンサー、配線などを載せてできている。
重要な技術の一つが、電子を通す配線。ゴムに導電性の物質を混ぜると電気を通す配線は作れるが、硬くなって伸縮性を失う。試行錯誤の末に辿り着いたのが、細長い筒状の炭素素材「カーボンナノチューブ」。これとイオン性液体という材料とを混ぜた上でゴムに加えれば、伸ばしても縮めても電子回路の配線として機能を維持できることを発見した。
2008年に成果を発表すると、国内外で反響を呼んだ。
東京大工学部教授を務めた父親の影響で、ものづくりの世界に入ろうと志した。研究の道に進んだばかりの頃は、当時盛んだった半導体の微細化研究をテーマとしていた。
そのスタンスが変わったのは、01年から2年間留学した米ベル研究所での経験がきっかけ。一流研究者たちが斬新なアイデアをぶつけ合う一方で、成果の出ない研究者が容赦なくプロジェクトから外される場面を目の当たりにした。
「誰かの後追いではなく、唯一無二の研究をしなくては」。
その後の自身の信念となった。
電子皮膚は、着るだけで睡眠状態をチェックできる衣服の形で販売されるなど、着実に実用化が進んでいる。それでも「自分の研究は、まだ入り口に立ったばかり」と強調する。
今見据えているのが、液体でできた電子回路。「人と親和性が高い電子回路として柔らかさを求めてきたが、その先に液体があるのではないか。65歳の定年まで、まだ一仕事も
二仕事も出来ると思っている」。
(2024・6・1 サイエンスRepor から)
倉谷 滋氏の研究については次回の転記といたします。
午後のシネマ
「シックス・センス」
死者が見える少年と心に傷を負った精神科医
(ブルース・ウィリス)
監督;M・ナイト・シャマン
最後でびっくりすることが判明します。
天才子役の少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)
見応えのある洋画でした。