昨日載せたハイライン(貨物鉄道跡地再開発緑地)で

    義娘が撮りました。追加掲載いたしますね。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いつもの新聞記事からの転記です

 

栃木県那須塩原市

塩原温泉

 

こんもりしげった樹枝の底に、鹿股(かのまた)川の流れが隠顕(いんけん)する

   江戸川乱歩「吸血鬼」(1930~31年、報知新聞)

 

 

 

冒頭からいきなりスリリングだ。20代の青年・三谷と中年紳士の岡田が二つのグラスをはさんで対峙する。片方のグラスには猛毒が仕込まれている。美しい倭文子を巡り命をかけた決闘が塩原の温泉宿で行われているのだ。

岡田が毒を仕込み、三谷が最初に選ぶ。しかし、自らのグラスが毒入りであることを悟り苦悶する岡田をみかねた三谷はそのグラスをたたき落とした。失意のままに宿を去った岡田はその後、自殺と思われる水死体となって発見される。その頃から異様な容貌の怪人が、恋仲となった三谷と倭文子の周辺に現れ、東京に戻った2人は数々の惨劇に巻き込まれていく。

 

「吸血鬼」は猟奇的かつ怪奇趣味に彩られた設定、ダイナミックなアクションを伴うスペクタクルな展開、鮮やかな謎解きと意表をつくどんでん返しが交錯する息をもつかせぬ終幕と、随所に山場を排している。また、主人公の名探偵、明智小五郎の助手で、後の少年向けシリーズの中心的存在となる小林少年が初めて登場する。乱歩の代表作の一つ。

 

乱歩や松本清張ら日本の推理小説が専門の藤井淑禎・立教大学名誉教授は「日本に本格推理小説の礎を築いた乱歩は、昭和初頭のスランプ期の全国放送を経て、作風をがらっと変え通俗小説に移行するが、『吸血鬼』は『黄金仮面』『魔術師』と並ぶこの時期の傑作」と話す。

 

(藤井名誉教授談)乱歩は都市住民を意識し、先端的な風俗や行楽などの要素を巧みに織り込んだ。塩原温泉を導入部の舞台に選んだのも、東京から気楽に訪れることのできる当時人気の観光地だったからと推測する。

 

 

 

 

塩原温泉郷の入り口にある「もみじ谷大吊橋」から雪山を望む。塩原ダム湖に架かる全長320㍍の橋は「恋人の聖地」にも選ばれた

 

 

 

「塩原温泉天皇の間記念公園」では、移築され塩原御用邸」の一部が公開されている

 

 

 

                箒川を流れ落ちる布滝

 

温泉街を流れる箒川(ほうきがわ)とその支流に点在する

つり橋は、塩原を象徴する自然景観である。

 

頼朝に追われた義経腹心の源有綱が身を隠した鍾乳洞

「源三窟」。

 

塩原温泉郷には11の元湯があり、硫黄泉や酸性泉など六種類の泉質、黒や緑白色など七つの色を持つ。

                (六つの泉質七つの色)

 

紅葉の時期に絶景が望める紅の吊橋、12世紀に創建された古刹・妙雲寺、尾崎紅葉が『金色夜叉』を執筆した旅館「清琴楼」・・・。

 

「大正天皇は、かつて御用邸があったこの地で、自転車巡りをなさり地元の人と交流していた」。

 

「塩原もの語り館」では名だたる文人たちの足取りやエピソードなどを紹介。

紅葉、室生犀星、長塚節、谷崎潤一郎、夏目漱石…多くの歌碑や文学碑を目にする。

 

老舗旅館・和泉旅館の昭和期の当主で野口雨情に師事した詩人・泉ヨウ太郎。和泉屋は文人たちのサロンのような機能を果たしていた。

 

 

 

 

 

 

  (2024・2・25 よみほっと 旅を旅して から)

 

 

 

  晴天に恵まれた今日、散歩に行ってきましたよ。

  近くなのですが、3,4年振りの散歩コースを

  歩きました。

 

  スマホのヘルスケアの数字、2,3㌔。3800歩。

 

 

 

 

 

メルボルンに住む孫娘から絵葉書が届きましたチュー

 

 

 

 

 

(人''▽`)ありがとうございました☆