車窓から眺める景色に一瞬心を停める。
「ほら、チガヤ(茅萱)って言うのよ!」 無関心な孫達・・・
銀白色の花穂がお日さまに輝き、風にたなびいている。
パチリとスマホに収めたい風景! 右手後ろに去りゆくそのイネ科の多年草とはサヨウナラ・・・。
写真拝借
実際に白い穂をなびかせたチガヤのほうがはるかに美しかったのですよ。
若い花穂はツバナ(茅花)と呼ばれ口に含むとほんのりとした甘さがあり子供たちが喜んで食べたといいます。 私はその経験がなく残念!
熊崎勝彦氏逝去 80歳。岐阜県出身。明治大法学部卒。
元東京地検特捜部長
前プロ野球コミッショナー
「落としの熊さん」の異名で知られる。
政官財を巡る数々の不正に切り込んだ敏腕検事。
「取り調べは人格と人格が対峙する真剣勝負」。
「相手の懐に飛び込む『割り屋』で知られたが、緻密で慎重な面もあった」。
「厳しいだけでなく、思いやりも深い人だった」。
「構図を読み解き、逮捕に踏み切るタイミングを見極める能力は抜群だった」。
退官後、弁護士に転じた。
(2022・5・28 讀賣新聞から)
「四季」3月、4月の切り抜きから五首
長谷川 櫂氏 選&解説 ”四 季” より
<別れても別れても三椏(みつまた)の花>
松本余一
枝が三つに分かれる、だからミツマタ。春になると、分かれた枝の先に黄色い鞠のような花をいっせいに咲かせる。ミツマタの木全体も大きな黄色い鞠(まり)のように見える。植物の末広がりの増殖。 句集『ふたつの部屋』から。
<今はとてあらしやはてん亡き人の心とどめし春の垣根を> 光源氏
紫の上に先立たれたとき、光源氏は自分の一生もついに終わったと覚悟する。出家すれば、あの人が愛した春の庭の垣根も荒れ果ててしまうだろう。様々な恋に身を焦がしてきたが、紫の上こそ最愛の人だった。 『源氏物語』から。
<寝勝手のよさに又見る柳かな> 梅室
柳は春夏秋冬、風に揺れているが、俳句では緑に芽吹く春の柳をさす。縁側か座敷か、じつに寝心地のいい場所なのだろう。起き上がる気もなく寝がえりを撃つとまた庭の柳が目に入った。『梅室(ばいしつ)家集』から。
<袖ふれし人こそ見えね花の香のそれかとにほふ春のあけぼの> 浮舟
「宇治十帖(じゅうじょう)」は光源氏没後の物語。薫(光の子、じつは柏木の子)と結ばれながら匂宮(光の孫)に迫られ、尼となった浮舟。私に触れた人の姿はないのにその人を思わせる紅梅の香りがする。 『源氏物語』手習から。
<なれなれて雲井の花を見し春の木の間もりこし月ぞ忘れぬ> 後鳥羽院
当たり前のように眺めてきた宮中の桜。しかし今年の桜は月の光が漏れて忘れられない。後鳥羽院は鎌倉幕府から政権を奪還しようとして失敗、日本海の隠岐に流された。まだ京の都にいたころの歌。和歌文学大系『後鳥羽院御集』から。
20歳若い友人とライン会話
「サラサラ流れて海にゆき大海原で浄化する」と送りましたら、〇〇子さんったら、「美しくも深い意味を持つこの言葉ー--」などと褒め倒し。気分上々のわたくしでございます。
また、前後して娘からランチのお誘いを貰い、二重の嬉しさに浸っているのですよ。
買い物&ランチタイム( ^ω^)・・・
小ぶりのニシキギ(錦木)が店舗の前に植わってました。
♡♡♡ ありがとうございました ♡♡♡