2015年6月21日 5年前の今日 携帯電話で撮ったのですが、あの日あの時あの場所で・・・と、このような写真からでもその時のことが思い起こされますゎ。照れ

 

 

 

 

          ♡ 父の日のプレゼントです ♡

 


 

 

 

 

 

♡中学2年末孫娘 会心の作♡

バースデーケーキ チーズケーキ バースデーケーキ

カットも上手に出来てます♪ 

 

 

 

 

♡お嫁さん;A子ちゃんのパウンドケーキ♡

 

 

 

 

茶わん蒸しの予定が( ^ω^)・・・

 

 

 

ゲーム三昧

 

 

 

幸せを呼ぶ喜舞茶

 

 

お粗末写真 ご覧くださいましてありがとうございました!(__)

 

 

 

 

近世の武家

又兵衛風絵巻にみる倫理観

 

絵巻物や屏風絵に描かれたモチーフを読み解き、時代の深層に迫る著作で知られる黒田日出男・東大名誉教授(絵画史料論)が、新著『岩佐又兵衛風絵巻の謎を解く』(角川選書)を刊行した。単純な物語の裏に、武家の主君と養育係の固い

絆が描かれていることを明らかにし、近代武家社会の一端を浮き彫りにした。

 

ふんわり風船星巻物に絵や詞書(ことばがき/説明文)を描き、繰り広げていくことで鑑賞する絵巻は、1平安時代から室町時代にかけて発達し、「源氏物語絵巻」や「信貴山(しぎさん)縁起絵巻」などの魅力的な作品群を生んだ。だが、2<絵巻が一番たくさん生み出されたのは、実は江戸時代>だった。

うずまきキャンディ御伽(おとぎ)草子や浄瑠璃などを基に岩佐又兵衛風絵巻群クリップ

が製作されたのは17世紀前半。

うずまきキャンディ同後半には「平家物語」など主に軍記物語の長大な絵巻が次々に製作され、絵巻という画面型式が人々に身近な存在となっていった。

 

クリップ岩佐又兵衛風絵巻群

浮世絵の創始者ともいわれる江戸時代の絵師、岩佐又兵(1578~1650)とその工房が関わったとされる絵巻群。

1人形劇「古浄瑠璃」の台本を基にした「山中常盤(ときわ)物語絵巻」や「浄瑠璃物語絵巻」、2説教節に基づく「小栗判官絵巻」などがある。3「堀江物語絵巻」は、各地に散在する「残欠本」と、

一そろいの「堀江巻双紙」の2種類。多様な色彩を用い、細部まで

描き込んだ劇的な表現が特徴。

 

ふんわり風船星又右衛門風絵巻群のテーマは、あだ討ちものが多い。

例えば「堀江物語絵巻」は、下野(しもつけ)(現・栃木県)の豪族、堀江三郎の子・月若グリーンハーツが、母に横恋慕した国司の中納言の策略で父を殺され、母を自害で亡くす悲劇に遭い、長じて報復を果たす物語。

 

うずまきキャンディ黒田氏は、1絵と詞書の相互関係を丁寧に読み解き、物語の

基となった御伽草子のテキストを紐解きながら、背景を探っていった。「絵と詞書を見比べ、読み比べるのは楽しい作業。読者にも一緒に謎解きにつき合ってもらおうと、巻ごとの筋書きを詳しく描いた」

2見えてきたのは、単純なあだ討ちものの裏に描かれた、「めのと」と呼ばれる武家の主君や姫の養育係との固い絆だった。

「めのと」とは、生母に代わって乳を与える乳母だけでなく、男性の

養育係「傳(めのと)」も指す。

 

「堀江物語絵巻」の月若グリーンハーツは父母を亡くした後、自らも国司に

命を奪われそうになるが、乳母に救助される。元の草紙本では、

池に投げられ、仮死状態になったところを、神仏への祈りで蘇った。神秘的な要素がなくなり、世俗的・人間的な側面が強調された。<「めのと」の若君に対する愛情と劇的な救済>に焦点が当てられた。

 

ふんわり風船星黒田氏は「ここに注文主の『好み』が浮かび上がっている」と言う。注文主とされるのは、越前(現・福井県)の、大名松平忠直(1595~1650年)。黒田氏は本書で、絵巻群に使われた紙が横幅90㌢以上と、通常の1・5倍近く大きい特注品だったことも指摘し、紙の名産地の領主だった忠直の注文だったことを裏付けている。

 

うずまきキャンディ忠直は徳川家康の孫で、秀忠の娘・勝姫を妻に迎えている。

大坂の陣で大きな戦功を挙げながら報われなかったために不満を募らせ、のちに豊後(現・大分県)に配流させられた。幼くして

叔父・秀忠の「人質」となるなど、生母と離れて暮らすことが多かった。

 

うずまきキャンディまた、絵師の又兵衛は織田信長に反旗を翻して一族が殺害された荒木村重の子とされ、乳母の機転で身を隠し、命をつないだ.忠直と又兵衛の双方に「めのと」との深い絆があったと思われる。

 

うずまきキャンディ「堀江物語絵巻」の敵との合戦場面でも、主君の脇を固める双方の「めのと」が丁寧に描き分けられており、「めのと」の一族が命懸けで主人に仕え、主人とともに盛衰する物語であることがうかがえる。

 

ふんわり風船星中世から近世にかけて、親子は一世(現世)の契り、夫婦は二世(現世と来世)、主従や師弟を三世(前世、現世、来世)とする倫理観が御伽草子などで定着したと、黒田氏は指摘する。

「『めのと』と『養君』の関係は、近世初期の将軍や大名にも考察を広げるべき」と話している。

 

(2020・6・18  文化 アート&エンタ から転記)

 

 

 

   ♡♡♡ ありがとうございました ♡♡♡