おはようございます。吉田茉理です。
稼ぐということ、5歳児は一体どの様に理解しているのでしょうか…
秋頃から仕事が忙しくなってきた母。
以前に比べて家庭内で時間やお金の話題が出てくる機会が増えたように感じます。
そして、先日、息子と2人で歩いていた時のこと。
息子「おかさんもお金稼ぐの?」
母 「そうだよ。」
息子「おかさんにはお金稼いで欲しくない。」
えっ!?
そうなの!?いや〜ん、なんでよ…
いや、待てよ。
言葉をその通りに受け取るのはやめよう。
恐らく、お金を稼ぐことが嫌、と言っているわけではない。
最近の母の様子が以前と比べると違うことへの不満だろう。
いや、待てよ。
その不満に端を発して、稼ぐこと自体へのイメージ悪化があるのかもしれない…
母の頭の中は瞬時に様々なことへ意識が巡らされました。
そして、結論、お金を稼ぐことがどんな未来を作るのか、そんな話をしました。
母 「今度家建てる時に、おーきなお風呂作ろうね、って言ってたよね?」
息子「うん。前泊まった宿にあったみたいなお風呂♪」
母 「ね、あんな大きなお風呂があると、皆で入れるし、泳げるし、最高だよね!」
息子「ねー♪」
母 「お風呂作るためには、実はお金が要るんだよ。」
息子「自分たちで作れば良いじゃない。」
母 「お風呂を作るための材料が必要になるじゃない?」
息子「森から取ってくれば良いじゃん。それで、森に作ったらいい。」
母 「森から切ってきて、森に作るか!?」
息子「そうそう。」
母 「実はさ、森とか道とか、ここも誰かが持っている場所なんだよ。お家が立っていない場所も、実は誰かの持ち物なの。だから。お家やお風呂を作りたいって思ったら、そこを持っている人にお金を払って借りたり買ったりする必要があるんだよね。お金があると自分が「したい!」と思ったことができるんだよ。だからさ、お金稼ぐってすごく大切なことよ。」
息子「じゃあ、宇宙に家建てようよ。宇宙は誰のものでもないから。」
宇宙に行くためにもお金は要るんだよ、息子よ…
と言いたくなりましたが、同時に、ハッとしました。
本来、自然というものは誰のものでもなく、必要な時に必要な分だけ感謝と共に使わせてもらうもの。動物や植物はそうやって生きている。
けれど、人はいつの間にか誰のものでもない自然を所有し始め、切り分けて使っている。そこに売り買いも取り入れて。
このことが悪いことだとは思わないけれど、
この世界はもともと誰のものでもなく、生きとし生けるもの全てが共に、平等に在ることができるはず。
息子の、
宇宙は誰のものでもない
という発言に、母はそんなことに思いを馳せました。
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