11月から、北海道伊達市の図書館で産後リカバリー講座の体験会を開催しています。
おかげさまで毎回満員御礼。
連続して来てくださるママも多い。
なぜって?
ママの体をケアする場所が、ないからです。
ママが不調の原因を知り、痛みを緩和する方法を学べる場所が、ないから。
■ 産後のママの体は、本当にボロボロ
赤ちゃんが泣いたら、手を止めて、すぐに飛んでいく。
授乳と抱っこで、腰も肩も背中もガッチガチ。
睡眠は細切れ。ご飯は立ったまま口にかき込む。
トイレすら、ゆっくり入れない。
毎日充実している。子どもは可愛いし。
でも、、、
正直、体は辛い。
痛みが取れない。
次々に不調が出てくる。
心も疲れてきてる。
夫と笑って話すらできなくなってきた。
これは、特定の誰かの話ではありません。
今この瞬間も、日本中の産後ママたちが感じていることです。
■ 参加費500円が物語っていること
講座では、痛みの原因と解消法をお伝えして、一緒に体を動かします。
育児の合間に気軽にできるセルフケアも体得してもらいます。
参加費は500円。
図書館のルールなので仕方ない。
でも、この500円という金額が、実は大切なことを物語っている気がしています。
講座に参加してくれたあるママが、こっそり教えてくれました。
「この内容で500円、、、正直、安すぎると思いました」と。
子どもの食事、洋服、習い事…
ママたちは子どものためには時間もお金も惜しまない。
でも、その子どもを毎日支えている自分自身のケアとなると、
途端に「私よりも子ども」「私は後回しでいい」という気持ちになってしまう。
その感覚、すごくわかります。私もそうだったから。
500円なら…って思う。
でも、これは個人の意識の問題だけじゃない。
社会全体が、ママのケアを「後回しでいいもの」として扱ってきた結果でもある。
■ 制度はある。でも、足りていない。
産後ケアの補助制度は、確かに存在します。
でも現状では、養生(休息)に特化しています。
体の痛みや悩みを改善するための知識を得る機会がない。
落ちてしまった筋力を取り戻す場所もない。
養生だけでは、それを補いきれません。
妊娠・出産、そしてその後も続く子育て。
次世代を育む大仕事をしているママたちの心身ケアが、500円でできるのか?
500円の価値なのか?
ママをサポートする人たちの仕事が、ワンコインでいいのか?
誰かを責めたいわけじゃない。
ただ、認知が足りない。仕組みが足りない。
そういう話をしたいんです。
■ 「子どもの笑顔が真ん中にある街」は、ママが元気でいてこそ実現する
伊達市のキャッチフレーズ「子どもの笑顔が真ん中にある街」。
でも、その子どもを抱きしめるママが、痛みも疲れも抱えたままでは、それは実現できません。
ママが自分を後回しにしない社会。
ママのケアが「贅沢」ではなく「当然」になる社会。
それが、「子どもの笑顔が真ん中にある街」の、本当の姿だと思っています。
■ ママたちの生の声を、伊達市へ届ける
私は今、本気で動き始めています。
伊達市のママたちから、生の声を集めています。
・妊娠から産後にかけて直面した、心身の悩みはなんだったか?
・どんな仕組みやサービスがあれば、産後も安心して暮らせたか?
4月の図書館講座でも、ご参加のママたちにアンケートへのご協力をお願いする予定です。
集まった声は、データとしてまとめ、伊達市に届けます。
「ママたちが心身ケアを必要としている」という事実を、
数字と言葉で示し、市の母子保健施策に反映させることを目指しています。
一人のママの声は、小さいかもしれない。
でも、それが集まれば、社会を動かす力になる。
伊達市から、変えていきます。





