おはようございます。吉田茉理です。

 

昨日、息子と隣の市の公園にラジコンを走らせにいきました。

駅前にはビルが立ち並んでおり、広場もあって、いつも多くの人で賑わっています。

 

昨日は晴れた土曜日でとても気持ち良い日でした。

そんな日に、広い駅前の広場では大道芸をやっていたのです。

 

何度か見かけたことはあるけれど、立ち止まって芸を見たことはありませんでした。

 

昨日もバスの時間を気にしながら歩いていたので、足早に通り過ぎてバス停に向かおうとしたのですが、息子に手をぎゅっと握られ「ちょっと待って。」と言われたので、諦めて立ち止まりました。

 

日本では彼しか出来ない技(らしい)を見て興奮した観衆に向かって彼はこんなことを話し出しました。

 

「昨今の状況で、人前で芸をしたのは2年振りです。」

「北海道から出てきて、交通費、宿泊費、この広場を借りる費用と、赤字スタートです。」

「そんなことはいいのです。自分の選択でここに立ってみなさんの前で芸をしているのですから。」

「でも、大道芸も職業です。会社員のように固定の給料はありません。給料を決めるのは会社ではありません。見てくださる皆さんです。」

「子供に小銭を持たせて箱に入れてくれる方もいます。それはそれで嬉しいです。でも、この芸が数十円、数百円なのかと思うのです。」

「丸いものより四角い紙を入れてください。1人1枚とは決まっていません。2枚でも3枚でも良いんです。色の違うものでも良いんです。」

「こんなこと言うのは勇気もいりますし、言わなくて済むならその方がいいです。聞いていていい気分がしないこともわかっています。でも僕はあえて言います。」

 

私は彼の言葉を聞いてフッと思い出しました。

ロンドンに留学している姉の元に母と遊びに行った時のこと。

 

街のさまざまなところで音楽を奏でたりちょっとした芸をしている人が多くいました。

とても美しい音色を地下鉄のホームに響かせている彼らの足元に置いてある箱には紙幣・小銭がたくさん入っていました。

 

立ち止まって見る人・聴く人達は必ずお金を投げ入れていました。

ただ通り過ぎる人でさえもお金を入れているのを見た当時の私は、

その光景にとても驚いたことを今でも覚えています。

 

へぇ、募金でもないのにお金入れるんだわ。

 

日本にはお金を渡す、と言う行為に何と無く良くないイメージがあります。

また、持っているものを他に分け与えるという感覚もあまりないのでしょう。

そして、価値を得たら対価を支払うと言う意識や感覚もない、と言う気がします。

タダだったらラッキーと言う感情の方が主なのかもしれません。

 

大道芸を見て、楽しい時間・価値あるものを見たからそれに対して対価を支払う、と言うごく当たり前のことがなかなか行われない現状に、あの大道芸人は勇気を持って立ち向かったのだろうと思いました。

 

息子に千円札を一枚、自分で1枚持って、箱に入れました。

 

帰りがけに息子は一言

「自分のお財布を持って来れば良かった。そしたら1人で2枚入れられたのに。」

 

あ〜楽しかった。

すごかったね、あの技。

 

そう言いながら、その気持ちに見合うお金を入れる行為がごく自然にできる人であってほしいな、と息子の発言を聞きつつ思いました。

 

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