おはようございます。吉田茉理です。
5歳の息子は赤ちゃんらしさは寝顔を残すのみで、行動や発言は小学生男子のようです。
父の誕生日が近いある日、息子に
「ねぇ、おーちゃん。おとさんにバースディカード書くから一緒に書こうよ。」
と誘いました。
息子は、
「嫌だ。おかさん一人で書いて。」
とバッサリ。
息子からのメッセージがあれば父の喜びは倍増するだろう!と確信する母は、なんとか息子にメッセージを書いてもらえるよう色々な事を言ってみました。
が、結局息子は何もカードに書いてくれませんでした。
なぜ息子は書きたがらなかったか?
実は、なんとなく理由が分かっていました。
恐らく、字を書くのが好きじゃない(上手く書けない)から、です。
スケッチブックのような大きな紙に書く分にはそれほどの抵抗を示さない息子も、手紙関係は結構な確率で拒絶します。
そうです、紙が小さいから、です。
自分のペースで紙に文字を書くと大き過ぎてしまい、書きたいメッセージの全てを書き切ることが出来ないのです。
小さく書く練習すれば書けるようになるのに。
そう思った母は
「小さく書く練習しようか?そしたら大きい字も小さい字も好きな大きさでいつでも書けるよ。」
と練習を勧めてみたのですが「小さく書きたい」という思いが本人に全くないので練習するはずもありません。
しかしですよ。
文字を小さく書けないから、と言って何も書けないわけではありません。
小さい文字を書けなくても、文字は読めます。
誰が教えたわけでもないのに、いつの間にか読めています。
カタカナや漢字も読めたりするのです。
つまり、興味があれば自ら体得する、ということです。
本人の「好き・興味津々」のアンテナが立ったら、大人の手を借りる必要なんて丸っ切り無いわけです。
そうだとしたら、
大人がすべきことは「教えること」ではなく「子供の好きをキャッチすること」
です。
キャッチしたら、その世界にどっぷり浸れるようにたくさんの情報を提供したらいいのだろう、と思うわけです。
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