夏の侵略は僕の精神まで焼き尽くす | イソフラボン中毒のイソフライフ

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抜け毛対策にイソフラボンを摂取しないと死んでしまうという神経質野郎が頑張って悠々と過ごそうとする日々を綴ったブログです。さみしがり屋なので罵声や怒号も愛されてると感謝するのでコメントなどはお気軽に。

なんかタイトルがそこらへんで活躍してるロキノンバンドの曲名みたいになりましたね、たまたまです。
僕はロキノン大好きとかそういう人間ではないです。

最近、と言ってもかれこれ6月から2ヶ月近く経っているので最近に限った話じゃないが、暑い日々が続いている。
暑いのは個人的にかなり嫌いなのだが、輪をかけて嫌いなのがジメジメした空気だ。不快感はもとより、何が困るって髪の毛に深刻な影響を与えることだ。

僕の髪は西洋人の父譲りのせいかわからないが、とにかく水との相性が悪い。日本人の髪みたいにピンピンと跳ねてるような強さは持ち合わせていないので、水分の影響を受けるとすぐにへたる。
色々なネットのサイト上で調べると、日本人の髪は西洋人に比べて2倍近く太さがあってその分本数は少ないが、モンゴロイドの特徴なのか水はけにも優れた、いわばこの夏季特有のジメジメに適応した髪質なんだそうだ。
対して、西洋人の髪は細い上に毛量が多く、ヨーロッパの乾燥気候に適応した結果水はけが悪い。向こうの人たちは髪が短い人はドライヤーなんかしないが、湿気も少ないのでそれほど苦労せず乾燥するという仕組みなわけだ。

さて、自分の話に戻ると髪質が西洋人のそれに近いので、夏は本当に苦労する。水分を吸いまくるくせに中々乾かないし、すぐにへたるし、毛量が多いせいか頭皮の温度がマジでやばい。
まして、まだ20代中盤なのにつむじのあたりが心もとない。16歳のときの写真が出てきて、すでに同じ部分に髪の毛がなかったあたり元々な気がしないでもないが、そういった理由で
・毛が細い
・すぐへたる
・汗かきやすい
の3拍子が揃いやがるせいで夕方には割かしらワラエナイ状況になっている。
日本の夏は、妖精たちが夏をしたくなろうが常夏の楽園ベイベーだろうが僕にはサバトの儀式みたいなもんだ。

おかげでシャワーは人一倍浴びたくなるし乾燥した気候を早く享受したくなるし、これからの8月、気になる女の子と自転車二人乗りして坂道をゆっくりゆっくり下ってく、なんて青春イベントも期待していない。
セミと交代で夏の間だけ地中で過ごし、秋とか涼しい時期になったら地上に出てくるような生活を送りたい所存である。

話は少し変わるが、鵜呑みにしてほしくないし、髪の悩みにお困りの全国のジェントルマンには前もって言っておくが、そんな夏場真っ盛りの最近
、シャンプーをしながら気づいたことがある。
過去を遡ると、つむじの寂しさを感じた4年前から頭皮改善だ!と意気込んで様々なシャンプーを使ってきた。
宮迫氏が自信満々に宣伝しているスカル◯Dとかもわざわざ5,000円出して買ってみたし、フケ改善のためにオクトとかも使ってみたし、旅先で仕方なしにホテルに備え付けてある資生堂のよくわからんシャンプーなど、色々シャンプージプシーをしてきたものだ。
時代はノンシリコンだ!無添加だ!石油系シャンプーはクソだ!と世間ではラウレス硫酸やラウリル硫酸を目の敵にしている風潮があるが、実は使い方ではそうとも言い切れないのではないか、と思えてきた。
よく、粗悪なシャンプー代表としてメリットが槍玉に挙げられる。まぁ数年前までのメリットは確かに使うとゴワゴワになるしクソみたいな効果しかないシャンプーだったというのは僕も経験している。

しかし、無添加シャンプーが果たして現代の生活に合っているだろうか?
つまり、欧米化して働くスタイル、食事、生活習慣が既に30年近く前とは大幅に変わってきている中で、無添加シャンプーが一筋の光と成り得るか、という話だ。

別に無添加シャンプーを使っている髪にお困りの同志諸君に今すぐそれをゴミ箱に突っ込んでクソ安い石油系シャンプーに戻そう!なんて布教活動をするつもりはない。
ただ、無添加シャンプーにも弱点はある。それは俗に言う「洗浄力」の弱さだ。皮脂の取り過ぎが返って更なる皮脂を誘発するという説もあるので、適度に皮脂を残して自然な頭皮に、というのが無添加シャンプーのウリだ。
が、それは皮脂を完全に取り除いて皮膚をバリバリに荒らして砂漠のようにしてやるぜ!みたいなマッドマックスシャンプーを使ってる場合に限ってのみ有効なのであり、そもそも取るべき皮脂を取れないシャンプーはそれこそ頭皮環境に悪影響な気がする。

考えてもみて欲しいが、国民の何割が石油系シャンプーを使っていて、その何割がシャンプーによって薄毛になったとか頭皮環境が悪くなったとか言っているのだろうか。少なくとも20代までずっと石油系シャンプーを使って育ってきた僕らの世代は、頭皮環境が石油系シャンプーの洗浄力に合わせた成長をしてきたんじゃないだろうか。
体質が変わる節目ということもあり、シャンプーを見直すいい機会なのは確かだが、闇雲に石油系シャンプーをボロクソにしたって意味はあるまい。決まってそういう連中は朝まで飲んでいただとか、ジャンクフード大好きですとかもっと根本的に体全体に悪そうなことをしてきた奴らばかりなのだ。

台所の洗剤もそうだが、その薬剤だけで手が荒れることはそんなにない。荒れるのはその人のアフターケアや洗っているときの行動が雑なのであって、洗剤だけで手が荒れた経験は僕はあまりない。まぁこれこそ個人差というやつかもしれないが。
石油系シャンプーの洗浄力は確かだ。うまく調整して(水で溶いて泡立ててから使うなど)やればちゃんと機能してくれる。
それが言えるのは、実は旅先でどうでもいいようなシャンプーを使ったときの方が頭皮環境がいいからだ。翌日の皮脂の量が無添加シャンプーの時とは違い、割かしらさらさらとしている。

ただし、これが全員に適用出来ると言っているわけではない。僕も無添加シャンプーで一時は頭皮環境を劇的に改善できたし(髪が生えてきたとは言ってない)冬の間は乾燥せずに済んだし(髪が生えてきたとは言ってない)、無添加シャンプーの恩恵に預かったことは確かだ。

ようは何が言いたいかって、石油系シャンプーだの無添加シャンプーだの今まで自分が生きてきて問題はそこじゃなかったのに、その関係ないファクターを無理やり路線変更することによって本末転倒な結果に終わってはいけないと警鐘を鳴らしたいのだ。
シャンプーだけじゃないよ、生活習慣とか他にもなんかあったんじゃないの、と。

まぁいずれにしろ夏の暑さは不快ですがね。