望まぬ料理をどうかわすか | イソフラボン中毒のイソフライフ

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抜け毛対策にイソフラボンを摂取しないと死んでしまうという神経質野郎が頑張って悠々と過ごそうとする日々を綴ったブログです。さみしがり屋なので罵声や怒号も愛されてると感謝するのでコメントなどはお気軽に。

たまに。
ほんのたま~にだが、「女の子紹介してあげるよー!」というありがたいラッキーな出来事が起こる。
当方、彼女が全くもって出来ないので天の恵みみたいなものだ。

しかしだ、ラッキーな出来事とは書いたがそこは建前で、その実この「女の子紹介してあげる」という行為は半ば望まぬ押し売り現象と呼ぶべき、悪魔の取引なのだ。

どういうことか。
まず、返答に困るのである。贅沢な悩みなのは重々承知だし「世の中には女の子と話すことも出来ない奴もいるのに!」と声を荒げる諸兄も多くいることだろう。
しかし、この諸兄方には今一度恐縮しつつ弁解したいのだが、望まぬタイミングで何かを生活にぶち込まれるというのは中々にストレスなのだ。特に多趣味でそっちに時間をかける自分にとって、これにも時間を割いてね!と頼まれるのはあまり気持ちのいいものではない。
「間に合ってます」とか「今はいいや」と断ると、「せっかく見つけてあげたのに…もう紹介してあげない!」となる可能性大だ。多くの場合、「今は」「当面は」という時間的な前置きは無視され、お前の紹介など不要だ!くらいに取られるケースが多い。言いたくはないが逆恨みだ。

かと言って、「いいね!紹介して!」と意気揚々返事をすると、これはこれで契約条件を何も確認していないのに口約束で物件を見に行くようなことになる。つまり、実態が分かっていないのに承諾した場合、いかなる否定的な意見も受け入れられなくなるのだ。

じゃあ条件を確認してから承諾すればいいのではないか、という意見が次に出てくることだろう。
甘すぎる。
オレオレ詐欺に引っかかる素質十分だ。
まず第一に紹介すると言った手前、商品販売と同じで欠点を挙げ連ねていく人などそうそういないだろう。
大抵、いい子だよ!とか優しくてしっかりものだよ!とかふっつーの答えが返ってくる。
当たり前だ、そんな「普段からヒャッハーしてる子だよ」とか「この間酔った勢いで一人殴ったあとでゲロぶちまけてた子だよ!」などというとんでもないマイナス面をアピールするような人はいない。
ぶっちゃけここまではテンプレ通りの流れというか、挨拶のようなものである。風俗の料金システム及びパネル写真と一緒で安易に信用すると痛い目を見る。

よし、いい子なのか。良さそうな子ですねーと紳士的に返事をすると
「そっか、良かった(*^o^*)この子ね!」
ここで初めて写真を拝めるわけだ。冷静に考えると風俗のシステムよりも悪徳である。
何故なら、写真をもらってそれが美人だったり可愛い感じの女の子だったらば「いっぺんの悔いなし」と天高く拳を掲げたまま勝利を予感出来るが、大抵はうーん…と唸ることが多い。

ここで少しだけ考えて欲しい。
万が一の可能性もあるが、多くの女の子が使う「可愛い子」という表現は男にとっての「可愛い」とは180度違う方向性なのだ。
ようは「とりあえず絡める子」とか「盛り上げ役」「面白い子」など肯定的な事象を全て「可愛い」でひとくくりにしてしまう。
傍迷惑な話である。
そしてこの「紹介してあげる」というシステムはそもそもビジネスではないので紹介される側のことを全く考えない。
言い過ぎかもしれないが、そこらへんに生えてる花を可愛いと思ったら「この花可愛いよね!」くらいの適当さしか頭にはない。私がいいと思ったことをしてあげるから、いいことをしてあげたと思ってね!というとんでもない評価システムを強要してくる。アマゾンや楽天で導入したら恐らく一ヶ月で株主は全員持ち株を売っぱらうだろう。

話はやや逸れたが、それだけ押し売りの側面が強く、紹介された手前面子もあるので、失礼な扱いは出来ない。
心に一物抱えた状態で紹介された子とのセッティングが始まる。次に起こる悲劇は「紹介された子を邪険に扱うと紹介した側がこちらを悪者扱いしてくる」だ。
ようは、タイプではないし友達としても付き合えるような人ではないのでなんとなーくフェードアウトしていこうとすると「あいつは人でなしだ」「顔で選ぶど畜生だ」と徹底した負の烙印を押されることとなる。
なんとも非合理的かつ誰も救われないイベントである。

ここまでつらつらと女性が~とか顔が~とかあまりにも女性側を批判しているような書き方をしたが、女性も同じことをされたらどうだろう。
熱い男だよ!とかすごく行動がイケメンなんだ!という推し文句と共にノンスタイル井上氏を紹介されたら騙された気分にはならないだろうか。
ぐぬぬ…と口を噤んだ淑女の皆さん、大変失礼をしました。しかし納得される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
誰だって斎藤工や福士蒼汰みたいな人を紹介された方がココロオドルに決まってる。

何故こんなことを書いたかって今まさにそういう状況だからなのだ。
近藤真彦の愚か者を聞いて自嘲的にでもならないもやってられんのだ。

今日は遅刻しなくて済みそうです。