『泡沫の審判』

 


霊媒探偵城塚翡翠は、
殺人犯を許さない。

今回の犯人、

小学校の女先生にも、
容赦なく切り込んだ。

女先生にとっては、
盗撮を繰り返して、

果てはそれを
脅しの材料に使う
卑劣な男を、

どうしても
許せなかった、、、

完璧なはずだった。

アリバイもある、
正義の殺人だった。

だが城塚翡翠は、

最初から、
女先生を犯人と特定。

だが決定的な
証拠が見つからない。

翡翠は
刑事コロンボか。

古畑任三郎か。

じわじわと犯人を、
心理的に追い込む。

そして😲❕❕

まことちゃんが作った
クリームの泡、、、

これを見て
証拠を掴んだのでした。

泡沫候補、、、

じゃなかった、

泡沫の審判、、、

泡のように消える
人間の感情、心理。

女先生は、

自身のつくった泡で、
泡自体から
審判を受けたのだった。

昔の日本のドラマは、

妙に犯人の事情を、

やむにやまれぬモノ
として、
同情的に扱った。

ココにはそれがない。

殺人は殺人。
殺人鬼はエルエル。

その潔さに、
清々しさを感じる。

以上。