育児は育自なんだね、本当に。 | 日々つれづれ

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はづきのアタマの中。


最近になって、
本当に息子が可愛くて仕方ない。

いや、イラッとすることも、勘弁してくれー!と思うこともあるけど、

「ああもうダメ、育児ムリ、母親やめたい」

と思うことがなくなった。

少し前までは、そんなことばかり思ってたのに。


うちの息子は、成長が少しゆっくりな子。
そして、少し変わってる子。

だから、
「なんでうちの子はこうなの?」
と思うことばかりだったし、

会話もなかなか成り立たなくてコミュケーションが取りづらく、
なんか常に一方通行というか、打っても響かないというか、

今思えば、育てにくい子だったんだなと思う。

実際、去年、とあるところで、
「発達がグレーゾーン」と言われたし。


すごいやんちゃだとか、
すぐにどこか行っちゃうとか、
癇癪がひどいとか、
そういうことはまったくなかったので、
むしろ育てやすいと「思い込んでた」のだけど、
(だから、グレーゾーンと言われてもなかなか受け入れられなかった)

違った意味で育てにくい子だったんだと、最近気づいた。

そりゃ育児疲れるよな。


でも、幼稚園に入って、
周りの子どもたちの刺激を受けるようになったおかげで、
息子はものすごく「子どもらしく」なった。

一般的な子どもたちのする、遊び方や言動をするようになった。

やんちゃにもなった。
我も強くなった。

相手するのは疲れるけど、
でも、以前みたいな疲れはない。

会話も普通にできるようになって、
コミュケーションをスムーズに取れるようになったので、
これまたものすごいラクチンになった。


今まではずっと、
「よくわからない生き物」を相手にしているような感覚で過ごしてきたけど、

ようやく「人間」と接してる感じになった。

だから楽しいしおもしろい。

そっか、子どもと過ごすのっておもしろいんだな。
と、ようやく思えるようになった。


3歳男子の言動は、
まだまだファンタジーに溢れていて、
現実と空想が入り混じっているのがまたおもしろい。



息子を産んで4年弱、
育児地獄から、やっと抜け出し始めた気がする。


子どもを可愛いと思えない、
育児が楽しいなんてありえない、
産んだことすら後悔したことも何度もある、
ただただ疲れる、
旦那とも険悪になる、
二人目なんてまったく考えられない、
そんな風に感じる私はおかしいんじゃないか、

…ずーっとしんどかった。

けど、それらから抜け出しつつある。



それを、友人に話したら、

「それは、息子ちゃんが成長しただけではなく、あなたも成長したんだよ」

と言われた。

そうなのかな、と、
涙が出そうになった。




息子を産んでからの日々は、
決してラクなものではなかったけど、
それらは私にとって必要な時間だったのかな。