ポスター見たら楽しいタクシー旅なのかと勝手に思ってましたが、
1980年代に実際にあった光州事件(クァンジュ)を取材したドイツ人記者にまつわる話ですが、
全斗煥(チョンドファン)って大統領がいましたが、
彼が起こしたクーデターで、街に戒厳令がしかれ、それに不満を持つ市民や学生が起こしたデモを軍が力で押さえ込むって事件で、
押さえ込むレベルも丸腰の市民に向かって銃を向けるという恐ろしいもので、
映画では、横暴な軍の様子はいっさい外に出さず、TVのニュースも新聞も検閲はひどく、そんな中
欧米人の記者がカメラ持ってたら目をつけられますよね
タクシー運転手役のソンガンホは、妻を亡くし小学生の娘と二人暮らしでつつましく生活してる
つつましいはずだが、家賃を4ヶ月も滞納し、大家の奥さんに猛烈に怒られるのですが、その主人はガンホさんとは良き友人で、主人にお金を借りて奥さんに返そうとする…漫才のような話
その家賃4ヶ月分にもなる料金を払うドイツ人記者を光州(クァンジュ)まで乗せていくと言う別の運転手の話を聞いて、ちゃっかり先回りしてガンホ運転手が乗せてしまうという…
この辺まではクスクス笑えたのです
幼い娘が家に一人でいるのでその日のうちに帰るつもりで運転して行きますが…
待っていた光州の街は先ほど言った様相…
おどろおどろしくなってガンホ運転手は早々に帰ろうと…
大変な抗争が起きているのですが、
ガンホ運転手が出会う光州の人たちは気質がとてもいい
ガソリンスタンドしかり、食堂のおばちゃんしかり、
同業者の運転手しかり、
このタイトルはガンホ運転手だけでなく光州のタクシー運転手の事も言ってるような…
自分を助けてくれた人が命を落としてしまったり、
光州から抜け出すのは簡単ではありませんでした
なかなかいいたち位置にいました
←ココ見どころの一つです
最初にも言いましたが、軍部の酷すぎる暴挙の映像がかなり長くて、この部分早く終わらないかと…
悲惨さがよく伝わりました
2018/4/21







