区議時代に取り組んだ課題の1つに、「区民と世田谷区内大学の大学生との交流」がある。区長と各大学の学長が毎年協議会を持っているそうだが、施設を借りるなどの取り決めは出来ても、人的交流はなかなか進んでいない。そういう指摘をしたこともありました。

そのきっかけとなったのが、いそくみも5年ほど参加している、新聞などをテーマに話し合う会、という勉強会があります。主にシニア世代の集まりですが、時事テーマを持ち寄り、一人の発言時間を決めて全員が順番に発言するなど、公平でユニークなルールで続いています。

いそだ事務所の大学生インターンもたびたび参加しました。

 

今回は、代表者の骨折りで、筑波大附属中の社会科の先生と彼ら世代の生徒さん8名が参加。中学生との交流の2回目にいそくみも参加しました。

難関中学だけあり、礼儀正しく積極的に発言し、8月6日だったので戦争や原爆、平和に関することを最初のテーマにしつつ「物価高」や「政権交代」など大人にも答えやすい話題を出してくれる。もう少し自分たち世代の関心事や雰囲気を持ち込んでもいいかな?と感じましたが、70-80代の、祖父母世代の方々と同じテーブルについて意見交換するのは立派です。また「楽しかった、勉強になった」とも言ってくれました。

 

社会科の先生からは、別の機会を設けて生徒たちに選挙の話などしてほしいとお申し出を受け、どんな話をしようか今から楽しみです。区政報告会だと、きちんとした報告にすればするほど「つまらない、難しい。他の区議はもっと余興をやってくれた」など感想をいただきがっくりすることもありますが、中学生なら興味をもって聴いてくれるかもしれません。

 

「近くの、区立弦巻中ともこういう会が持てたらよいのに」という声もあった。それこそ区が取り組むべき課題です。

筑附だから、また先生の発想の柔軟さで実現できたという部分は大きい。