大学からの留学紹介メールが社会人学生の自分のところにも来る。思い出すのは1988年、大学の夏休みを利用して行ったイギリスの語学留学&ホームステイです。たった一か月なのに、その後の人生に影響する貴重な体験でした。
集まったのはドイツ、オーストリア、ベルギー、スペイン、ポルトガル、トルコ、ギリシャ、ポーランドそして日本の高校・大学生だった。
アジアは中韓は居なくて日本多め。フランス人がいなかったのは、当時は「フランス人は海外で英語で話しかけられてもフランス語で答える」と言われる時代だったからか。いずれも今は状況が違っているだろう。
最初は筆記の成績で2クラスに分けられたのが、最初の会話の授業でAクラスの日本人の半分はBクラスのヨーロッパ人と交替になった。これは今もありがちだ。
様々な国の生徒が集まるとまず自己紹介、自分の国についてもプレゼンさせられる。それぞれの国の自然や観光、名産物、料理などの魅力的な紹介が続きます。オーストリアのりんごのパイの話は、アップルシュトゥルーデルだったのだろうと後日気づきました。
そしてどの生徒も世界史に詳しかった。第二次世界大戦を自分が経験したかのように話すのでドイツの女子大生とオーストリア男子高校生は言い争いになり、先生が止めに入ったことも(次回から、ディスカッションは歴史を配慮したチーム分けになった)。
学生が自国を代表して発言する気合、教育はすごいな~と思ったものです。
昨今の高市発言トラブルで、ネットで多くの“高市叩き”が出ているのには驚き(さすがに政治家は言わない)、あの語学学校の時のことを思い出した。どの国も、中高生の頃から自国の素晴らしさを対外的にアピールすること、他国に批判されたら抗弁する教育を受けていた。自分の国の総理が批判されたら「辞めろ」という国民は世界でも珍しいだろう。
少なくとも、誤解や曲解の元となっている点については丁寧に説明しようと努めるはずだ。
毎日世界史の知識も必要だった語学学校、ドイツ人が3人いたのだが、一度も「あんたの国のナチスが」という話を持ち出した生徒はいなかった。バブルの日本以外は名家の子女が多かったそうで、“それは言うべきでない”線引きが、ティーンのうちから備わっていたのかもしれない。
みんな自国で偉くなっているかな