少し間があいてしまいましたが、議員会館秘書を辞めてから入ったNPO法人「せたがや喜多見農とみどり」の活動について。議員とか候補者なら理事など名誉職に就いて、会議と懇親会に出てあとは存在感を消しているのが正しいと思うが、つい仕事をしてしまういそくみです(政治家に向いていないともいえる)。

 

入ってみて気づいたのは、65人あまりの登録者がいて、農作業をしたりバザーをしたり、アクティブに活動しているにも関わらず、活動資金が少ない。野菜の売り上げは資金になるほど利益はないし、仕事を終えた世代が幹部なので活動は広がるばかり・・・なので「ファンドの審査会に出て助成金をもらいましょう!」と提案しました。

3人のスタッフで書類を必死に作って、公開審査会の6団体に選ばれた・・・がいいが、いざ会場に行ってみると、区議会でも名前が良く出ている常連の、有名団体ばかりが並んでいる。新入りは「農とみどり」だけみたいです。

ドラマのヒロインのオーディションに例えるなら、“会場に行ったら橋本環奈が受けに来てた、なんだこれもう決まりじゃん”そんな感じ。

結果は、合格点まで2点足らず、助成金獲得は出来ませんでした。しかし、他の有名団体のプレゼンを聴いて、格段にレベルが高いとも思えなかった。違いは知名度が圧倒的に違う、区長に会えるレベルの団体だもの。

 

終わってから審査員の方々に個別の講評もいただいたので、次から、うちも“常連”になればいいのだ。

そのためには、他団体がやっているように学生にマイクを持たせるなどして”若さアピール”しないといけないのだなーそれは学びました。

 

資金が調達できない中ですが、今週は、農家のお宅などで梅やビワの収穫を手伝いに行きました。必要な分だけ家主にお渡しし、余りをもらって加工し、月一回の地野菜バザーの折りに販売してみようという計画です。梅の実がたくさん取れたので、まずは各自で梅シロップを作ってみることに。お酢と氷砂糖と専用ガラス瓶を買って、我が家でも漬けてみました。

 

 

様々な活動の経費を自腹でまかなっているメンバーも少なくない。NPOの活動は、自らの羽を織り込んで織物を織る、夕鶴のような活動なのです。