小田急線ユーザーには車内広告でおなじみ、「原始的?・・・かしら」の結婚相談室 みのり会。

成城にあるそのみのり会、ご近所の支援者さんの紹介で「お茶を飲みに行きましょう」ということになり、いそくみは(上司紹介の)見合いで既婚者になって20年、初めてその白亜の殿堂?!に足を踏み入れることになりました。

 

オーナーさんは代替わりして娘さんになったとは聞いていた。着物姿か、レースの立ち襟ブラウスのエリザベス一世みたいな人が出てくるかと思ったら、意外にもパンツスタイルにジャケットの、キャリア風の女性が出迎えてくれました。

 

こちらは特にお見合いの必要はない立場だが、婚活は少子化対策の1つだから興味はあります。今はコンピューターによるマッチングが主流になっていて、第三者がお世話をするお見合いは下火なのでは・・・?というニュアンスで聞いてみると、日に3件くらい問い合わせがあり、年齢層も幅広いという。

「最近は、オンラインのマッチングも個人情報保護が厳しくなり、例えば宗教については言わなくてよくなった。すると、家族ぐるみで新興宗教に入っているような人は嫌だ・・・と思っても事前にそれを知りようがない。何万という対象者を条件検索で絞っていく作業も、続けば婚活疲れになってしまいます。なので、両者を知っているプロが『この人とこの人は合いそう』」と選ぶやり方が見直されてきているのでは」

 

なるほど。自己申告だと経歴など嘘をつかれたり、乗り気になって旅行など行ってしまってから相手が既婚者だとわかったとか、よくない話も聞きます。

「あ、ウチは成約していないお二人の旅行は禁止です」

“高校生にも避妊具を”などというものわかり良さぶった大人が多い中、老舗だけありポリシーがしっかりしています。

昨今の市場動向を聞くと

「結婚を望んでいても、結婚してやっていけるかとか、自信のない人が多い」「あとは自分を客観視できるか、ですね」

 

婚活と就活はとても似ていると思う。どちらも若い子が人気。検索すると、数百が自分の条件にマッチするが、実際エントリーすると面接連絡はなかったり、機械を相手にしているだけでその無機質さに疲れてきます。むしろ、自分をよく知る先輩や友人から「こういう会社が人探しをしているが、あなたに合うのでは?」と言われてのご縁のほうが採用に結びつきそうな気がしませんか?

 

長くなるのでこのへんで止めますが、ご関心のある方は同社ホームページで内容をご確認下さい。

 

先代の娘さんである現社長の村井さんと。