「たんそへらし隊」の他に、NPO法人「農とみどり」の一員として都市農業に関わっていることはこれまでもちょっと書きました。このNPOは登録者60人以上いる大所帯で、空き地を借りて野菜や花を育成したり、その収穫物を慶元寺の駐車場を借りてマルシェをしたりと実施内容も大がかりです。
NPOはその名の通り儲けることを目的にしていないので、実質持ち出しが多い。(野菜を運ぶ車のガソリン代はやってくれた人負担になるとか)
マルシェをやるにしても、多くの人に来てほしければ事前告知のチラシ配布が必要です。
活動を拡げるには活動費が必要・・・ってことで、いそくみ、区の助成金制度を調べて、「助成金をもらいましょう!」ともちかけた。リーダーと理事と自分=元会社員三人で、先週末区の窓口の事前相談に行き、審査書類の書き方や、これまでどんな団体が合格してきたか、審査のプロセスや、もし助成金がもらえたときの成果報告の仕方など教わってきました。
「会社の年計みたい」
「コンペみたいだ」
と、お互い会社員時代を思い出してしみじみしました。
そしてこういう作業には提出期限があるんだよなあ~互い都合を聞きながら、書類作成の分担と、自分たちの中での期限を決めました。
大きな組織だと、積極的に関わる人と、親睦目的の人と、幽霊会員とか温度差が出てきます。予算獲得、そのための書類作成や交渉はどうしても元会社員にかかってくることになる。誰かが書類を申請したりお金を運んでくるからゆるゆる楽しく参画できるメンバーもいるわけで、しばしリーダーに偏りがちな企画や予算案や事務作業をお手伝いできるメンバーになりたいと思います。
移動は車だったので、帰りに、瀬田の農園に寄って不要だというキャベツ苗をいただき、野菜自販機で取れたての100円野菜を買ってきました。こむずかしい話の後でも、広々とした畑を見て農家さんとお話し、新鮮野菜を安く買えればリフレッシュ。
欧米の大都市圏でも都市農業が流行るわけが、世田谷にいるとよくわかります。