世田谷区が成城2-6丁目エリアを対象に、環境省の「脱炭素先行地域」に応募を検討しているという話は既に何度か触れましたが、先日の日曜に、成城ホールにて一回目の説明会がありました。

この計画は、主に該当地域の既存の戸建て住宅に太陽光パネルを設置し、災害時の自立電源とし、二酸化炭素排出を抑えようとするものです。

そもそも災害時電源と太陽光パネルは考えるべきかと思いますが。地震の際、重い太陽光パネルが家を倒壊させ圧死したら、災害時電源どころではありません。まあ説明を受け、みなさんの意見を聞きましょう。

参加者は65-80代主体の20名ほど、うち女性5名。ご夫婦もおられます。

 

(会場からの質問・意見)→は区の回答

・災害対策の意味合いもあると思うが、太陽光パネル設置よりまず電柱の地中化をやってほしい

・個別の住宅へのお願いよりまず区の施設など公共物から脱炭素化すべき(複数)

・区が力を入れていた、みどり率33%にする条例を作ってから効果はあったのか?効果検証をすべき→実際は減っている、成城地域はあまり変わらず

・成城はおしゃれな家も多い。太陽光パネルが普及しないのは、経済事情ではなく、景観を気にしてではないか?(複数)

 

私ももう区議ではないし、いち区民として質問しました

・太陽光設備設置は条例化する予定か?ならば成城に限定できないのでは?→条例化の予定はない

・これまでの選定都市は、いずれも地元企業とのコラボ、空港地域、渓流の利用など地元の特性を生かした先進事例だ。今回の成城地域の企画は何が新規性なのか?→当区は大きな地元企業がないので(いそだ注:小田急は?楽天は?)、戸建て住宅に特化したところが新規だ

・仮に成城だけが選定地域になり補助金がついたら、区内の他の地域と不公平になり苦情が出るのでは?→問題だと思っている。成城だけに限らなくても…(明確な答弁にならず)

 

一通りの説明と質疑をしてから意見交換会があり コンサルタントが司会をしました。

ここでも「自分の家でCO2削減のためなにができるか、“自助”のテーマで始まりましたが、やはり「区に何をしてほしいか」(情報が得られる相談窓口を作ってほしいとか)の話題も出ていましたね。

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説明会は27日 19-21時も同じ会場であります。続報します。