落葉はきには毎年地元小学校の6年生が参加する日があります。4クラスが2回に分けて2日間。毎年その年の性格が出るのが興味深い。打ち合わせが多くなかなか作業を始めない年、チームワークが良くてきぱき進める学年だったり…児童が6,7人のチームに分かれ、大人が1-2人見張り役につきますが、これもPTAの有志参加があったりなかったり。
今回特徴的だったのは、初日のチームはあまり進捗がはかばかしくなく、「疲れた」という声が聴こえたり中学受験の話をしたりしていました。今年はハズレかなと思いきや、クラスの違う2日目はチームワークもよく、役割分担が出来て、スピーディに落葉が片付いていったのです。笑い声もよく出ていました。
この作業効率の差は何か…総合的に判断するに、PTAないし指示してくれる大人がいるとやる気になる。何をすべきかわかってくる。
自分の、また友達のお母さんがいれば、いいところを見せようと積極的に動くでしょう。そうでなく近隣の商店会の人や自治会員でも、「あの角をやりましょう」「袋を取って来て」と指示を振ってくれれば児童も自然に役割分担をするようになり、会話が生まれる。このような声掛けは子育て経験のある女性の得意分野です。
幼稚園、小学校と何か行事があるたび「PTA有志のお手伝い、参加」を頼まれるのが、女性も仕事を持つ現代には合わないなと感じていたのですが、その意味が遅まきながらわかりました。
落葉はきイベントを俳句に読んで入選した児童がいるとか、不登校の子が「落葉はきなら行く」と出てきたという話とか、主催者側には涙が出るほどうれしい話も聞きました。
7割近くが中学受験をする今、(あの日は楽しかった)という良い思い出になればと思います。