20年ぶりに受験したTOEIC。会場は新宿中央公園に面しているベルサール西新宿。着いたらここ数年で受験した中小企業診断士、行政書士の試験におとらず、手に手にスマホやテキストで勉強する受験生たちで静謐な緊張感がみなぎっています。
資格試験と違うのは圧倒的に若い!20代と30代が半分、とはいえ白髪交じりの世代もおられます。そして半数が女性でした。中小企業診断士は鉛筆を1ダースほど机上に出しているおじさんや、行政書士は辮髪のように三つ編を背に垂らした男女(おそらく髪を切りにいく暇がない)が散見されたが、TOEICの会場はヴィトンのバッグのOLさんや、ピアスをした男子学生もいてさすが(欧米か!)って感じですね(古くてすみません)。
個人的な反省としてはまだまだ読みこなすに時間が足りない。前の席の2人は若者でしたが、リスニング問題を聴きながら次の設問の読んでいるのが、ページをめくる音でわかります。ただでさえ年齢的に読みが遅くなっていると思うので、次回の受験までに速読の訓練をしたいと思います。
FBでTOEIC受験について書いたら、女性からは好反応、一部60代~世代の男性からは「英語なんて今更やっても仕方ない」的な反応が少数ありました。団塊の世代の男性は、英語やITが出来なくても、残業量と飲み会で年功序列に乗っていけた最後の世代。比して女性は、子育てでいったん仕事を離れると再就職には語学・IT・会計のどれかが必要だと身につまされることが多い、その違いでしょう。
英語は高学歴者の道楽ではなく、いつの世も生きる手段。
数年前、区内の災害ボランティア集会に参加し“英会話出来る人”チームで隣の席になった80代の男性。いつ勉強されたのですかと聞いたら
「戦後すぐ、渋谷の交差点に1日いて、進駐軍やその家族に『道案内をしてあげる』と声をかけてお小遣いを稼いでた。その時に必死に勉強したんだよ」
と言っていました。
最近はインバウンド効果もあり、ちょっとしたお店でも外国人旅行者が来るので「英語やらなきゃ~」とはマッサージ店の店長。
いそくみの場合今なぜ英語が必要かは、海外文献を読む必要があるからですが、その話はまたいずれ。