二日目は朝ペンションで自転車を借りて旧軽銀座まで買い物。家族と車で来るならアウトレットで買い物もありですが、腸詰屋のハム類など日用品、旧軽井沢公民館で骨董市のをのぞいたり知り合いの店に立ち寄るだけで十分午前中は過ごせました。
この時期は観光客というより学校行事が多いのか、制服を着た男子の集団、女子の集団を多く見かける。軽井沢でサマースクールをするような学校だからか、髪はナチュラル、スラックスもスカートも標準サイズでお行儀よく歩いている。あと、中国人の家族連れが多いですね。
20年ほど前中国出張の折、現地オフィスの壁に貼られた日本地図に、長野市より大きな文字で「軽井澤」が書かれていて「こちらの人には軽井沢と北海道が有名な、憧れのリゾート地なのです」と説明を受けた記憶があります。
午後は軽井沢駅近くの新軽井沢会館で、自分が入っている「軽井沢文化遺産保存会」とよく連携して講演会をしている「旧軽井沢の歴史と景観を守る会」の総会を傍聴させていただきました。
昔からの住民、別荘の所有者入り混じっているのでしょうが、30人ほどの出席。さきほど通ってきた旧軽銀座のテニスコート(上皇ご夫妻の出会いの場として有名なところです)周辺の再開発計画に、近隣住民と連携して事前協議を行ったこと、景観育成住民協定を定めたことなど活動内容などが紹介されました。
世界中で「緑と環境を守れ」と言っているのに、観光地として有望な地域にはどんどんショッピングモール計画が敷かれ、樹林を切り倒し、一戸建ての別荘より薄利多売できるコンドミニアム(マンション型別荘)が造られる。南口のアウトレットモールで十分若者客には対応しているのに、旧軽井沢まで開発してしまったら本来の軽井沢の良さが失われると私も思います。こういったことはただ反対していても効果がなく、早くから住民と事業者が参加して、商業主義に走りすぎることなく環境と調和した開発になるよう、エリアマネジメント協議会を立ち上げるべきではないか・・・部外者ながらそんな感想を持ちました。
いつかなくなるかも…が心配で撮った、旧軽銀座の中腹にある軽井澤幼稚園のたたずまい。
同じく、開発計画に入っており解体予定(時期未定)だという、いつも骨董市の会場になる旧軽井沢公民館の窓からの風景。昔病院だったというのが納得できる、サナトリウム感があります。