国立大の発表前なので中途半端だが、ひな祭りの日に高校の卒業式がありました。午前の式典、午後の「祝う会」、および夜はホテル宴会場での、保護者の会食。式典に出て中抜けして事務所で発送物作業をし、夜の会食に出席してきました。

卒業証書授与式は思いのほか父親の出席が多い(4割弱か)。大学入試会場も息子が「保護者の付き添いが多くて『受験生を通して』と交通整理が出ていたよ」という話に驚かされたが、親も昔より晩産だろうにこの変化はどうしたことでしょう。近い将来「新婚旅行は両・両親も同行」となるのかもしれません(?)

久々にフルで卒業式に出ましたが、295名全員名を読み上げ、授与するのはかなり時間を要しました。制服を着用しないでよい学校なので、スーツが95%、制服と羽織袴がちらほら、女子としての正装(ブレザースカート、振袖に袴)も少し。今どきだからカミングアウトも…と考えたが、息子によれば「自分の知る限り『女子として生活する』とされていた生徒はいなかった」そうで、ファッションとしての女装だったのか、その区別は難しい。とはいえダークスーツ一辺倒より、振袖にヘアメイクが交じると見栄えがし、写真を撮りたいくらいでした。

気になるママスタイルはほぼ黒のフォーマルスーツに時々お着物。黒でもラメ入りやレース地、大ぶりのボウブラウスをインにしたりコサージュやブローチなどをあしらい、(黒でもこんなに華やかになる)着こなしのお手本のようで勉強になります。息子さんの荷物を持ち帰る約束をしたママたちは、前日から「どれくらいのサブバッグを用意すべきか」LINEが飛び交っていました。子の荷物を持たされる親は秋篠宮妃だけではなさそうです。

 

夜の会合はホテルニューオータニ。久々に結婚披露宴クラスの会費で、180名ほどの出席があったようです。私立は学費以外にも交際費が、公立より高いのだろうなと勝手に想像しました。お料理が凝っていたのはもちろん、学校生活をネタにした替え歌をコーラス隊が歌ったり、ビデオ上映があったりして、“いつご子息が結婚しても結婚披露宴の演出が出来そうな”幹事PTAのプロデュース力に感動したのでした。

今は気ぜわしいかもしれないが、今日のこの日を、40になっても50になっても想い出すよ