最後の質問は
3)子育てて離職した女性の再就職支援(リスキリング)と一時預かりの拡充
既にブログでも取り上げた、子のある女性はいったん退職すると容易には再就職できない、だからリスキリングが必要という問題。
世田谷区の令和元年調査「男女共同参画に関する区民意識・実態調査」によれば、この時点でも、「子どもを保育園に預けてずっと働く」より「いったん辞めて、子どもが手を離れたら再就職したい」希望のほうが多くなっています。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/008/005/d00181888_d/fil/houkokusho.pdf
(P.108より引用)
性・年代別でみると、各年代で《中断再就職型》が最も高く、特に 20 代女性・60 代女性・
60 代男性では5割を超えており、《就労継続型》は 20 代男性・60 代男性以外で3割台となっている。
このことから、再就職のためのリスキリングおよびその時間を捻出するため子どもの一時預かりを拡充せよという論点。
「資格取得の講座+子どもの一時預かり」は、2024年オープンの旧池尻中跡地の起業支援複合施設で構想があるそうで、その点にも触れました。
待機児童は見かけ上解消したとはいえ、週1,2回預けたい保育園未満の預かり、自分の所用のための預かりはまだ十分にありません。
1件1件電話で聞いて予約しなければならず、空き状況閲覧・予約システムの必要です。
現在、子どもの一時預かりはレスパイト(息抜き)のため、と捉えられています。それで虐待を防ぐとか、もはや最終手段バージョン。
そこまで行かなくても、週一回講座・習い事に通ったり、アルバイトしたりして“母親ではない本来の自分自身を認めてもらうひとときを作ることで、子育ては頑張れるのではないか…と締めくくった。他党の女性議員からも共感をいただきました。
近年、ホント「産めよ殖やせよ」「二人目はまだ?保育園無料にしてあげる」と国を挙げてやかましい、戦時中のようです(知らんけど)。
私たち女性は子どもを産むためにこの世に生まれてきたわけじゃない。そろそろ皆で声を上げましょう。