昨年の話になりますが、クリスマスのお買い物。この冬は選挙前だしおしゃれな服やアクセサリーは不要だなあと思っていたところ、以前お訪ねしたこともあるアンティーク・ショップの通販ページでとんでもなくクリスマスなものを見つけてしまいました。

ステンドグラス。

 

約120年前、ヴィクトリア時代のイギリスの邸宅の解体で出たものだという。教会ほど濃い宗教的な色ではなく、藤色とアンバーと目に染みる赤、青、ところどころ手描きが添えてあるのがなんとも優美です。現代でもステンドグラスは創られていますがお花などの柄が多く、こちらは一目で年代物だとわかる。現代のチーク材の木枠がつけられています(解体時の木枠つきで売られているものもある)。

玄関の小窓の大きさにぴったりです。

問い合わせてみると、お値段はノートパソコンの半分、重さは2倍。冷静に考えて、自分で取りつけられるのか…

鏡台のようにスタンドを別注で作ることもできるが、1万円近くになってしまいます。

とにかくこれは他の人には渡せない。取り寄せてから考えよう・・・

注文して間もなく、ベニヤ板に挟まれ福岡から我が家にやってきました。

コーナーテーブルなら置けばよいが、ステンドグラスは光を通さないと生きてこない。

鑑賞している間もなく現物の写真を撮り、寸法をメモってDIYのくろがねやへ。店員さんに4種類の取り付け方法の提案をいただき、「L字金具とビスで両脇を留め、下に緩衝ジェル」

でやることにしました。

 

 

予想外にチーク材が堅く、またどこまでガラスが入っているかわからないので中途半端なビス打ちになったが(近々電動ドライバーを買おう)、L字金具を幅出しし、ガムテープでなんとか取り付けできました。

これが外れるときは、地震で家が全壊するときだ。

 

ステンドグラスって日がな、その採光の変化が楽しめます。いちばん美しいのは冬の低い西日が差し込むときではないかな。

インテリアコーディネーターの友人によれば「ガラスは水もの、百年経過すると垂れてくる」そうです。これ、もう垂れてきてるはず…もとはどの方向でつけてあったのか知りたかった。