ここ数年、世田谷区内各所に増えている古着、リサイクル店。アンティーク店とは趣を異にするが、プレゼント未使用品などの掘り出し物があるので時々のぞきます。香水や革小物(しばしば生産終了品)がお買得になっていたりする。

あるリサイクル店では、ガラスケースに宝石類が並んでいる。「娘に要らないといわれた宝石」の類ね・・・とふとみると、吸引力のあるロイヤルブルーが。

選挙カラーに使えると思っていたラピスラズリの玉ネックレスが燦然と輝いています。

以前普通の宝石店でも見たのですが、高価だったのと、上質の品はアフガニスタン産であるためタリバンの資金源になっているという説があり(宝石店ではそんな営業トークはしないが)、購入を躊躇していました。通販で小さなイヤリングだけ買ってみたのですが、いま眼前にあるのはイヤリングの何倍ものボリュームでイヤリングより安い値札がついている!即決でいただきました。

和名は瑠璃。宝石の他に、群青色などの絵の具の顔料にも使われます。

上物かどうかは、留め具に銀以上の材質が使ってあるかが1つの指標。葬儀につかうものは金の金具は避ける。

 

天然石や樹脂の玉ネックレスは昭和(1950-60年代)のイメージ。ジャクリーン・ケネディや若尾文子がしてそうですね、サングラスかけて。母や伯母もこぞって集めていて、写真上の大玉の赤メノウは「重くてもう使わない」と母から譲られたが、私も30代以降は使えません。

一番下は葬儀用に通販で買ったジェット。木の化石なのでとても軽く、適度にツヤもあって、普段にも使います。汗をかく季節に真珠を使いたくない時に便利。

 

最近の選挙応援につけていたら、アンティーク店の店長さんに「あ、ラピスラズリですね」と声をかけられた。何でも話のきっかけになれば。

使用例(遠すぎてわからないが)。山口拓都議の選対にて。

 

ところで、最近街頭ビラ配りしていると、若い男子で、真珠のネックレスをつけている子をよく見ます。女装ではなく、茶髪とかで普通にファッショナブル男子の格好で。数カ月前にファッション誌で男性モデルが真珠のネックレスしている写真を見て(売れないから男性にもアピールか?)と思ったが、こんなに早く浸透するとは!お母さんの使わなくなったものかな、と思ったりします。