レーズンサンドといったら小川軒でしょうか、六花亭?横浜のかをりのもありますね。うちの夫はマルセイバターサンドが好きで、物産展でよく買ってきてはほぼ一人で消化してしまう。そんなレーズンサンド消費量が高い我が家、珍しいレーズンサンドを頂きました。山梨のでしょう、葡萄屋kofuというところので、6個セットなのだがそれぞれ紅茶テイスト、ラムレーズン、大吟醸風味…と味が違う。半生の巨峰が挟んであるものもあるし、究極はレーズンだけでつなぎのバタークリームがないサンド。冷や奴にしょうゆをかけないくらいの潔さです。エルメス風の茶がかったオレンジの箱に入って、贈り物によい感じ。

普通のレーズンサンドよりジューシーなレーズンで、クッキーとクリームはあっさりめで、レーズンが引き立ち味の違いがよくわかる、レーズンサンド好きには嬉しいお菓子でした。

 

日本人は味覚が優れているので、食べ比べ、飲み比べセットが大好き。つい先日も、磯田家では「長崎産生マグロ」と「メキシコ産解凍マグロ」の食べ比べを実施(生マグロが店頭で最後の1パックだったので、解凍ものを足しただけですが)。

皿を見るなり息子は「長崎のは中トロ、メキシコは赤身で正しい判定が出来ない」と抗議する。対照実験の考え方としては正しいがまあ食べてみて。

実食。「生マグロのほうがおいしいに違いないが、メキシコ産解凍ものもがんばっている」という判定になりました。家族みんなマグロと家計に優しい。

 

味の違いがわかる、そしてそんな自分が好きな日本人向けに、今後も様々な食べ比べセットが出てくるかもしれませんね。

「私は肉は国産でないとだめ」なんて話を聞くと、違いが判らずどれも同じくらいという味覚の方が、人間幸せじゃないかと思うこともあるのですが。