ネットの記事をつらつら見ていて、ある写真付き記事に吸い寄せられました。

んっ?これは・・・

http://dot.asahi.com/toyo/2014052700015.html?page=1

見慣れた(というのも変だが)トンネル工事写真です。テーマは次なる巨大交通プロジェクト、リニアの話ですが、そのトンネル工事にシールド工法と並んでNATM工法が使われること、その問題点が一般にわかりやすく書いてあります。

NATM=山岳部に使われる工法であるというのがここでの解説だが、1970年代から都市部のトンネルにも応用されるようになっています(土木学会資料などによる)。

外環道の説明会では、もっぱら

「世田谷の地下はカッターヘッドつきシールドマシンでぐりぐり掘り進むシールド工法だから安全です」

と説明されています。しかし成城3,4丁目あたりは車線合流部があり、穴の断面が円形ではないのでNATM工法を使う。というところまではいそくみは調べました。説明会で

「この部分はNATM工法ですよね?」と聞けばそうだと答える国交省。しかし次の説明会ではやっぱり

「シールド工法を使って安全、スピーディに掘り進む」と語っている。こちらから聞かなければ都合の悪いことは説明しない、これを業界用語で“ばっくれる”といいます(?)。


だから住民は自己学習して、自分から問題提起できるようにならないといけないのです。教えられたことを鵜呑みにしてよいのは、せいぜい大学受験まで。

外環トンネルが心配な方は、まずこの記事から読んでみて下さい。公共工事はバラ色なばかりではない、マイナス面もちゃんと書いてあるのが日経新聞と違うところです。




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