16日の朝日新聞夕刊に、「白い野うさぎ 冬の時代」という記事が掲載されていました。夏は褐色、冬は雪と同じ白い冬毛になって天敵から身を守るはずが、温暖化で雪が降らないので白い冬毛がかえって目立つ、という報告。
ええ?だっさー!!
野ウサギやライチョウって、降雪をうまく感知して白くなっていくんじゃないの?(そりゃカメレオンか)なんだか雪が降らずに閑古鳥が鳴いてるスキー場みたいな話です。
日頃私たちは「ダーウィンが来た!」などの番組で、動物がいかに自然界で生存するに都合のよい機能と本能を持っているかを叩きこまれている。
動物ってすごいでしょう。自然界って不思議だね、と。
そうなる前に生きるのに都合の悪い遺伝子を持った個体は淘汰されてきた積み重ねがあるのだろうが、そういう部分は多くは報道されないので。
温暖化に乗り遅れてる野ウサギちゃんは、動物番組の裏をついた異色の記事です。
なぜこの記事に眼がいったか。私たち人間も、環境の変化についていけているのかな・・・という思いがあるからです
。朝から晩までパソコン作業で眼精疲労と肩こりに悩まされ、春になればスギ花粉に苦しみ、夫が、あるいは夫婦ともに残業続きで希望していてもなかなか子供が出来なかったり。
私たちもまた、荒野をさまよう白うさぎなのかもしれません。
変化についていけなかったらどうなるのでしょう?淘汰されるのか。