***
梅雨に入り、傘が手放せなくなってきました。
ヨーロッパでは、コートのフードをひょいとかぶって雨の中を歩いたりしてますが、日本の雨はそんなに甘くない。
最近はビニール傘の価格破壊も進んで、集中豪雨の後はあちこちに骨の折れたビニ傘が捨てられている風景が目につきます。
いそくみはこまめに傘を持ち歩くし基本ビニ傘を買わないのだが、初めてビニ傘を使った時の明るさ、解放感は忘れられない。
サンルーフつきの車に乗った感じ?
日本も豊かになったし、100円の安い傘を量産するより、500-1000円の何度も使えるビニール傘を作ってほしいと常々思っています。
傘とバッグは高額なブランド物を買わないポリシーですが、唯一の例外は、10数年前に機内誌でその存在を知った中国のバテンレースのパラソル。
南京に出張していた父親に、自分の出張先ヤンゴンから電話して買ってきてもらったのです。当時は小和田家並みに家族が世界を飛び回る、小室家の黄金期でした(そのわりには国際電話の内容がせこい)
期待通りのパラソルを買ってきた父親は
「1500円くらいだが、現地の物価からすると相当なぜいたく品。これ持って歩いていたらスリに狙われるのが心配だった」と。
(今では、ブランド傘を持っている中国人は大勢いるでしょう)
ちなみにその傘はレースの分量が多くてほとんど日光をさえぎらず、曇りの日におしゃれ用にしか使えません。
パラソルはこれが頂点ですが、雨傘はどんなのが理想なのかいまだイメージがわかずにいます。色は鮮やかで、形が少し変わっていて、細身でも丈夫な、何度も修理に出して長く使っていたくなる傘。
松屋に他社の化粧品買い出しに行った折、素晴らしい傘のオブジェを見て、今年こそ理想の傘を見つけようと思ったのでした(実売3000円以内で)。