「それにしてもよく飲むな…」

ため息まじりにこぼれた言葉
幾分自虐が入った苦笑いが浮かんだのに気づいた。



我が生きるモロモロは
全てが病気であることなんかとっくに認識している…


酒もタバコも音達も

旅に恋に息づくことさえ



全てが病気であることなんかとっくに認識している…


2杯目の焼酎も程なく底が見えてきた頃タバコが切れた
すでにビール缶は2本転がっている


「それにしてもよく飲むな…」


我ながらこの身体を気の毒に感じてしまう
昨夜もしこたま酷使した


宴を漂い酒を浴びて眠りについたのは朝の7時を過ぎていたと思う


それでもグラスに残り少ない酔い水をもう少しいただきたいなんてね


タバコ…買いに行こ…

ちょっと凍える上半身ではあるが
面倒さと酔いの意識のいい加減さ

そのまま玄関を出た


「あれ?!ああ?!おお?!」


ふと見上げた空
感嘆詞に脳内朦朧


星が刺す



空が澄んでいるんだろう

ちょっと前核膜にイタズラしてハイパーな視力もそうさせたのだろう


光害はなはだしい街の空でも今宵必要以上に星は刺す



テロテロと上を向いて歩むと自然なのがオリオンだ
テロテロと上を向いて歩みながら適当に聞いていたニュースを自然に反芻した


明日からだっけ?!
この空が流れるのは?!


コンビニまでの数分間夜空の美術館で物思う


それは凍えすら凌駕してしまうほど雄大だ
歩みが間延びするのは必然だね(笑)


そんなことを考えていたら…
マジに大きな星が流れた…




心が沸き立った
水の中に沈み奥底で息を吐いたように

ゴワゴワと大中小粉々と
気泡が沸き立ち空へ弾け行くように


一つ一つは君たちの思い出…
春樹は君たちのことを忘れない…


WHEN YOU WISH UPON A STAR

YOUR DREAM COMES TRUE…



涙が零れそうになる星空を見上げ春樹は願う

君たちが幸せであってくれるように
君たちの夢がかなうように



星に願いを…




君たちがいたから僕は今生きている…











ETC割引で窮屈な高速道路を縫ってる最中小雨にやられる…

まだ10月中旬とはいえ日差しの無い冷え切った空気は容赦なく身体を切り刻み
さらには湿ったジーンズから必要以上の体温を奪っていった。

雨の気配が失せた首都高を走る頃さすがに凍てつき膝が震える。

そんな思いをしながらも正午ちょっと前には千葉の東の果て、
銚子の犬吠埼にたどり着いた。


男達の挽歌(エレジー)

↑犬吠埼灯台

思い出すなぁ~…
実はこの灯台を訪れたのは2度目である。


もう確実たるかたちはまったく砕けて消えうせてしまったが…
中学2年の時だから13歳?!
友達と二人で静岡の田舎町からここへ初日の出を拝みに来たっけ…

とにかく元日の寒さだけがかろうじて残っている記憶だ(笑)

「ああ…こんなものだったっけ…」

拍子抜けばかりが落ちたピースを埋めていった。


ところでここまで何も食していなかった胃はさすがに欲求を催している。
まずは最初の目的地たる犬吠埼にたどり着くことを優先した成れの果てだ。

しかもこの地に降り立った直後に通り雨にやられ
たまらず灯台隣のどうでもいいみやげ物屋兼の食道に逃げ込み仕方なくここでランチ。


アジのなめろう定食をオーダーした。


男達の挽歌(エレジー)


やっぱある意味期待通り?!
味について深くは説明しません(-"-;A


しかし落ち着いた空腹は気持ちと身体を穏やかにさせる。
通り雨もランチをいただいている間に走り去ったようだ。

この地をダラダラと、その後1時間ほどぶらついた。


それほど抱いた感慨も無く…
この日これからのプランはまっすぐと海岸線をなめ…
当然どこまでも続きそうな九十九里の海岸線をね…

宿を取った御宿にたどりつくだけ。
御宿は朝市で名の通った町勝浦の北隣にある。

この旅の一つの目的は『単調な海岸線を優雅に流す』こともあった。

どうもずっと優れない体調と精神、さらには心


忙しなさやジクジクたる思いや気だるさ…

忘れるには空と海の狭間で風に吹かれるのがいい


春樹は独り…友の騒音にまたがり南を目指す…


しかし…

やっぱ九十九里浜は長いね(^▽^;)

たかがひと県なのだが永遠を思わせるほど単調ゆえに距離感をなくしてしまう。


そしてなんだかんだと…
九十九里の【豊海海岸】にたどり着いた。

もうすでに15時半を回っていただろうか…


数ある海岸でこの地にときめいていた理由は…( ̄▽ ̄) ニヤ

やっぱ『食』である(笑)

この付近には浜焼き屋が結構軒を並べているそうだ。


適当にチョイスし店に入る。


男達の挽歌(エレジー)



男達の挽歌(エレジー)

↑地物の雄!セグロイワシの刺身

男達の挽歌(エレジー)


↑さらに地物の極み!焼ハマグリ



ここは…
とても美味かった(≧ω≦)b OK!!

なるほどこれが鮮なる食材ね♪


さてさて…
このままでは単なる旅ブログだわな(><;)



この店の100m先くらいか…
豊海の…ツーリングマップには【マリンタワー】と記載されているものがある。
地元の人はみんな【シンボルタワー】と呼んでいた。


男達の挽歌(エレジー)


陽はまさに落ちる加減だ。


男達の挽歌(エレジー)


そして陽の落ちる反対側はまっすぐな砂浜がどこまでも…
空は負けずにどこまでも


男達の挽歌(エレジー)


海を見揺る春樹の背は容赦なくその背を染める…


さざなみと身を削る風も声

視野に180度の砂浜と寄せる波はびろ~んと気持ちを間延びさせ緊張をほぐす


あれだけ心変わりしていた空は青く澄みながらも
オレンジ色を含み下手したら涙が不意に落ちそうな…

そんな…そんな…



空はまるで君のように 青く澄んでどこまでも

やがて僕ら描き出した 明日へと走り出す



よこしまで汚れた我が身は何時だって斜めから恋をうかがってしまう。

そう君にも…そうそう君達にも…




だから自虐的崩壊をしてきたのさ…

だからざらついた扱いをしたこともあったのさ…


どんなに君の…君達の寄せる想いが純粋だったにもかかわらず…


君は…君達は…


おそらくは純粋に春樹を想っていたのだろう…



目前の恋


かつての恋


モロモロの恋



雄大な絶景に風雅なサンセット


春樹はね…正直涙が滲んでいました…



間違いなく愚かで救いようが無いのは我自身だと




それはまるで涙のように 溢れ出すよいつまでも


出合った日の喜びも いつの日か いつの日か 




空はまるで君のように青く澄んでどこまでも…



よこしまで汚れた我が身は何時だって斜めから恋をうかがってしまう。

そう君にも…そうそう君達にも…



だから自虐的崩壊をしてきたのさ…

だからざらついた扱いをしたこともあったのさ…


どんなに君の…君達の寄せる想いが純粋だったにもかかわらず…





台風の顔色を伺いながら直前まで腕組みをして悩んだ旅路。
ほんまもんのライダーなら「それもまた風流」とお構いなく雨風に吹かれ笑えるのだろうがσ(^_^;)

いかんせん春樹はスタイルを重んじそれゆえの走りザマ。
どんなに悪天候でも雨具などに身を包む気など毛頭ございません。

よく言えば心底空と風を体感するスタイルで走りとおすのが自我、
だから身体が持たない状況下ではバイクに乗りません(・・;)


予報に勇気付けられ確信を持ちつつ10/10の朝
春樹は良き友ドカのエンジンに火を入れる



しかしながら直前まで空が滴っていたらしい。
空は未だどんよりだ。
それでも『回復傾向にある』との声と己の『行きたい気持ち』は絶大だ。
暖気が頃合になると待ちきれないように鉄馬を抱きかかえる。

ふと目にしたタコメーターの降れ具合にはやる気持ちを実感した(笑)


さて、春樹の風転は始まったな♪















男達の挽歌(エレジー)-091010_125553.jpg

春樹はただいま旅の空…

一人居酒屋でアジのなめろう突きながらほろほろ酔い…


一応観光温泉町ふぜいな海辺の片隅でほろほろ酔い…



週末は地元客で賑やかだ


春樹は一人ほろほろ酔い…


君を想いあなたを想い…

心地はとてもほろほろ酔い…



まずは都心を抜けて千葉は銚子の犬吠埼灯台に
それから九十九里をますっぐ南下
今は勝浦の手前の御宿なる町でほろほろ酔い


明日は千葉の最南端の風に吹かれるんだ…

房総半島一巡りの旅の空


気分高揚ほろほろ酔い…