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ちょっとした野暮用で久々東京に来た。

用事も終わり新宿で時間を持て余している(>_<)

買った切符の電車は20時発だ。

とりあえず現在この時間しばらくぶりで新宿のライオン2階にあるアイリッシュパブに来てみた。

エビスの生ビールがうまい♪

バレンタインの日、春樹はミキとマドンナとユキ子とで長々と飲んでいた。

いいかげん皆酔いが回ったせいもあろう
心底判断に苦しむ胸のうちをミキがこぼしそれを女同士で慰めあう。

触れないように傍観していたがトゲの矛先は春樹に投げられる
意地にになってしまった…酔いもそうさせた…

変に突っ張ってカッコつけてしまったことがこれほど苦しみを運んでくるなんて…

ミキが心伴わない求婚にうなずいたのはバレンタインのすぐ後だったらしい…



13歳の女児を抱え将来に不安を抱く彼女の選択だった。
相手に愛はまったく感じていない。
それどころか身体の関係すら1年以上ない。
知り合ってからずっとミキの愛の何もかもは春樹が独占しているんだから。

ただ…

春樹と公に結ばれるには超えなくてはいけない高く困難なハードルがある
未来は混沌だし はたして出口があるのかすらわからない闇夜がある


お互い絆の深さと強さにに気づき確認して涙して…
愛がいっそう高まりあった時には手遅れになっていた

ただただ結婚願望しかないおそらく春樹と同年代な草食系の求婚者
年齢や状況を心配し既成事実を急ぐ周囲の親族達


半月もしないうちに話が進行しきっていた…


「ごめんなさい春樹…ミキが間違っていた…
 ごめんなさい…本当に大事な春樹のことを一番に考えるべきだった…」

やつれ細りゆき心と身体がボロボロになりながらも
意固地に強がって振舞う春樹を前にある夜ミキは涙した


「ミキの心も身体も全部春樹のものだよ
 ずっとずっとミキは春樹だけのものだよ

 待っててね…少しだけ待っててね…
 長くても娘が手元を離れるまでには春樹の下に戻るから…
 もっとずっと早く戻るように頑張るから…

 それまで誰にも抱かれないし抱かせないよ!
 ミキの心と身体は春樹のものなんだから
 春樹以外には抱かせないよ!」


「うん…待ってるよ…早く戻って来いよ」

力なく笑いを浮かべこみあがる心情を飲み込みやっとのことで言葉を返した



時計の針は戻せない…

いくら足掻いても過去と現在の苦しみや悲しみからは逃れられない…

それなら…

希望は明日の空に委ね思を描き繋いで這ってでも生きて手に入れるしかない…

確証の曖昧な夢ではあるが…



 







2010/03/22 (月) 御前崎にうずくまる…



まどろっこしい思いにさいなまれた時…

身体が動くならとりあえずバイクにまたがるのがいい。
そこには生きている実感が全てある。


春よ春よと浮かれうごめく人々は
山間のシンとした空気を切り裂く冷たさを
その前線がどれほど近くにあると感じ取れるのだろうか…
未だ冬の名残は間違いなく残る浮気心な季節模様だ


息吹息吹と浮かれ漂う羽虫達は
駆け出しまもなくの農道や土手沿いの道で
我がメットシールドに張り付き弾け砕けそして死んでゆく…
生命(いのち)のはかなさをどれだけ感じ取れるというのだろうか…
未だ己の鼓動あるムーブメントはとりあえず健在らしい


今年になって始めてDUCATIに火を入れた。
おそらく3ヶ月以上放置していた。

昨今の我が心境とシンクロするぐらいグズグズな目覚めは
覚醒するまで相当な時間を無駄にする。

「これだからイタ車は困るんだよ…」

独り言で毒を吐く。
自分へのあてつけの如く
しかし機嫌よくなった彼女のよがリ声はなんとも艶っぽい
さて、どうしてやろうかとグツグツと下心で欲情してしまう春樹だ


凍えに硬直しながらもルートに殉じ走り続ける
風に煽られながらも身を持ち直す

バイクをコントロールしてるって事は生きてる証だね。


そう思いながら下った国道のどんつきを右折国道1号に合流
海岸線に出たんだな…そして東名高速に乗る

徐々に太く開けるアクセルと共に身体を襲う風圧は…
今自分に襲い掛かる嵐の如くフゴォーーーーーー!って…
かじかんだ手が弾き飛ばされそうな感覚だ。

「苦しいなら我慢すること無いぞ!いっそ飛んでしまえ!」

て風圧がささやくから悔しくってさらにアクセルを開けてやった







御前崎は…相変わらず…何も無い…



男達の挽歌(エレジー)


海と波と空と風…そして人為的に目を引くのは灯台だけ。
先っぽはほんと何にも無い。

申し訳程度な【静岡最南端の碑】と猫の額程度の波打ち際への階段


まずは灯台に登り30分眺めて呆ける



男達の挽歌(エレジー)


風の揺れにいささか併合して降りた

潮ぎわでまで近づいく
持参したi-potでサザンや桑田を2時間に満たない時で聴き倒しの座り込み。



男達の挽歌(エレジー)


意識されたら間違いなく危ないおじさんだったろう(笑)



さてと…陽も落ちかかってきたことだしっと…
後2本しかないタバコに火を灯した頃…


ヘッドフォンで桑田が唄った…



その生命(いのち)は永遠(とわ)じゃない
誰もがひとりひとり胸の中で
そっと囁いているよ


「明日晴れるかな…」


遥か空の下




あれあれなんだかこの瞬間ふいに目じりが熱くなり不覚にも涙がこぼれちゃった…


ジンとしてしまった…


波音は相変わらず

空は傾き海面に反射する光で白々眩しすぎる

足下に押し寄せる波のしぶきは
夕暮れ迫る頃合になり座り始めたより身近で弾け散った



無機質で絶対的な満ち欠けのサイクルを繰り返し

今この自分に神が造りたまう摂理を見せ付けている


「明日…気持ち晴れるかな…」


呟いてみた

ちょっとだけ…
波音に混じり元気が押し寄せてきた…


引き潮に乗って死んじゃおうかな…

て、思いが薄れはじめた



明日心晴れるかな…



2010/03/21(日)の朝からの出来事…

土曜の夜…チビリチビリと始めた酒はなんか不味い…
いつもと変わらぬ量にもかかわらずAM4:00ころには
胃のムカムカ感がわずらわしくなり寝ることにした。

数時間後…
日曜朝6:30の胃のもたれで眠りが邪魔される。
そこから寝れなくなった。


AM8:30 を過ぎたあたりからムカムカがキリキリに変わり
苦痛で身動きが取れない時間が始まる。
午前中いっぱい身体を丸めて胃痛と格闘した。

『どうやらいよいよ心ばかりか身体も壊れたか…』

痛みの涙交じりで苦しみながらもちょっと笑えた。

これでせっかくの日曜の休日を台無しにしてしまった。



さてさて…相当精神と身体が限界に来ているようだ…
何せ食えないんだから…

そしていよいよ酒すら飲めなくなった週末のようだ…
これじゃ生きてる意味無いじゃんね


10日程度で体重が4kg落ち込みちょっとしたダイエットではあるが、
元々体脂肪が12%で落とすよけいなものが無いのに
短期間でこの激痩せは病的だ


ろくでもない思いもふわふわり
感じながらも「いかんいかん」と首を振り
その夜は薬でとりあえず早めに眠りについた。



おかげさまで2010/03/22(月)早起きしてしまった。。。



朝の6時…天気は良好らしい…
まぁ胃に違和感があるもののうずくまるほどではない…


「動けるなら…生きていることを確かめに出かけるか…」


ノロノロと身支度とはじめ
昨年末以来に火を入れたバイクエンジンが機嫌を戻すのにあくせくする

順調に安定したAM9:00ちょっと前。

懐かしい騒音を高鳴らし、今年初めての風転だ


行き先はあそこしかないだろう…

心くじけた時
死にたいと思う時
心身病んでいる時
そして色恋に苦しくうずくまる時

春樹はいつもその海にたたずむ

もう何度となく訪れた地 静岡県の最南端 御前崎へ出かけた…








2010/04/02(金) AM 0:00 頃



『風が凄いね
うるさい位にぴゅーぴゅーだよ
帰る時月が綺麗に見えたのに…』


メールが届く

数時間前までジムで笑顔を交わしていた



その昔おそらくあったと微かに記憶している【ヘドラ】な怪獣映画
ドロドロな泥水からポクポク沸き立つ泡から登場のような感情と悔しさを
ギリギリでオブラートに包み裏腹な心情で明るく返信した



『こっちはそれほど風強くないよ
だからそんな田舎に行かなきゃよかったのに(笑)』


4日前の日曜日までは
ほんの2Km程度しか隔たりが無かったミキの部屋は抜け殻になり
車で30分はかかるであろう行程を要するようになった

そしてそれまで存在しなかったものも増えた
もうその敷居には上がれない



空の長期天気予報はそれなりになった


君の高気圧は別の大地を優しく覆い

足取り予測不明な俺の台風は迷走しながら

勢力をさらに強めそして未だ進路に迷走する




熱い涙や恋の叫びも

輝ける日はどこへ消えたの?

明日もあて無き道を彷徨うなら

これ以上元には戻れない




御前崎の日からすでに100はi-potでリピートしたであろうかこの歌を
(3/22に独りバイクで行った御前崎の記事は後日書きます)

臥せっていたここ一月以上の思いはまったくこの歌にシンクロする


ぜひ歌詞を噛み砕いて聞いておくれよ…


桑田佳祐の【明日晴れるかな】



遠い過去よりまだ見ぬ人生は

夢一つ叶えるためにある

奇跡のドアを開けるのは誰?!

微笑みよ もう一度だけ

君は気付くでしょうか?


その鍵はもう…

そう…春樹の手の中にある…



ドラマはまだカーテンコールを迎えていない



はぁ…フカイタメイキ(;д;)=3=3=3=3

空の広がりと大地の臭い…そして潮風を浴びたくなった…

週末…晴れるかなぁ…