英検1級1発合格の秘訣【91】「何がわからないかわからないんです」って何? | ひとときのときのひと

ひとときのときのひと

広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

   アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介しています。

 

 ご興味ある方は、お付き合いください。

 

 ここでは、英検1級合格に向けて「改善点の把握と正攻法以外での克服」についての説明します。

 

 自分の仮に高校時代を思い起こしてみれば、英検1級合格は、宇宙飛行士になることくらい「高みにあるもの」に見えました。

 

 既に1発合格してしまった自分からみて、高校時代の自分に助言をするなら、何というだろうかを考えてみましょうか。

 

 というのは、高校時代の自分は、まさに反抗期の少年そのものだったからです。「自分のことは、自分が一番わかってるさ」とうそぶきつつ、勉強と言えば、ただ机の上に問題集や参考書を拡げている程度。

 

 わかったようなふりをして、なんとなく問題を解いて、適当に答えあわえをして、はい、いっちょあがり、きょうはこのあと何をしようかな、と言う感じでした。

 

 こんな高校時代の自分に対して、今の自分なら、「どこが弱点かも改善点かもなく、もがいていたって、成績は上がらないよ」とでも諭(さと)すでしょう。

 

 ところが、大の大人でも、「何がわからないかわからないんです」と面と向かっておっしゃる人がいる。

 

 たとえば、同じ社内で働いていたこんな方です。

 

 その方に、ある仕事の引継ぎをしていました。それが終わって、しばらくして確認の意味で、二、三たずねると、血相を変えて「待ってください、確かにこうしてマニュアルまで作っていただき、ありがたいのですけれど、いろいろ学ばせていただいてはいますけれど、いまだになにがわからないかが、わからないんです」。

 

 その方には、何も忠告めいたことは伝えませんでした。もう、いい大人ですから。

 

 しかし、「何がわからないかわからないんです」は、大変恥ずかしいことです。

 

 しかも、その方は前職ではある分野の「先生」をなさっていたので、この怠惰丸出しの態度には、本当に驚かされました。

 

 教えることは得意でも、教えられることは不得意ということなのでしょうか。

 

 この二つの例、すなわち高校時代の自分と、元先生の同僚の話は、英検1級受験術のいわば反面教師です。

 

 ここから、自信の経験談を含め、1級必勝に向け、どうするべきなのか説明していきます。

 

 まず、受験生は、英語を読む・聴く・書く・話すの4技能でどれが相対的に得意か不得手かは、分かっていなければなりません。このあたり本当にできているでしょうか。

 

 一般的には、つまり、帰国子女でもない限りは、だいたい、読む・聴くよりは、書く・話すが弱いと見ています。

 

 とすれば、そこに重点をかけなければいけないのは、わかるはずです。仕事の合間を縫っての限られた時間内での学習となれば、なおさらのことです。

 

 そして、この書く・話すの中でも、さらにどんなところが何が難しいのか、何が不得手なのかの分析、把握をしていきましょう。

 

 たとえば、自分の場合は、話すにおける「発音」が弱いと見ていました。帰国子女の受験者と比較して見劣りがすると判断をしました。実際に帰国子女のスピーキングにおける発音を目の当たりにして、です。いや、耳の当たりにというべきでしょうか。

 

 動画とかでは見聞きしていましたが、こんなにきれいとは。やはり、半径1メートルか、2メートルの近さでその美しい発音に接したときは、衝撃を感じました。

 

 しかし、ここからなのです。ここで、しょげていては何にも進まないのです。

 

 このときに、真っ正直に発音を改善しようとする…それも一方法です。いや、改善努力はしていきますよ。もちろん。

 

 少なくとも、帰国子女でない日本人の中では、きれいな発音にしていくことはします。

 

 しかし、時間は限られているから、そんなに簡単に改善できはしないのです。

 

 では、どうすれば、この2次試験、面接における「話す」に関して合格できるのか?

 

 もしかして、必ずしも正攻法で克服しなくても合格できる方法があるのではないか?

 

 そう考えた時、妙案が浮かびました。

 

 詳しくは、↓をお読みいただきたいのですが、

 

 一言で言えば、帰国子女の陥りがちな「スピーキング内容の薄さ」に対抗して、こちらは「内容の濃さ」で差を付けるという方法でした。

 

 というのは、面接は発音だけで合否が決まるわけではありませんので。

 

 そして、この作戦が功を奏したのでしょう、一発合格という結果に結びつきました。

 

 なお、さらにこれに付け加えて述べさせていただきます。

 

 過去問至上主義と題して、ほぼ機械的に過去の実際の試験問題を何度も解いて正解率を上げていくことをおすすめしています。仮に比較的得意な「読む・聴く」においても、何を間違える傾向にあるのか、どんなミスがあるのかは、過去問を解いていく中で把握できるはずです。

 

 「何がわからないかわからないんです」にはなりません。

 

 以上、あなたの合格のヒントになれば幸いです。