TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介します。
ご興味ある方は、お付き合いください。
ここでは、英検1級1次(筆記)試験の長文あるいはインタビュー問題対策を紹介したい。
この対策によって、長い英語の文章なり音声を聞いていると、前半部分を忘れてしまいがちになることも防げる可能性が高くなります。
1.対比・逆接の接続詞には、必ずマーキングする。
この記事をご覧の方は、英語でも日本語でも、文章を読むときに接続詞には十分注意されていると思います。
それでは、一体接続詞にはどんなものがあるでしょうか。あらためてググって(検索して)確認してみてください。できれば、日本語の方も確認いただきたいのです。これは、最低限の基礎です。
さて、そのように数種類に分類される接続詞の中でも、受験時に最も重要なカギとなるのが対比・逆接の接続詞の把握です。
具体的にはHowever, butや、in spite of, whileといったものになります。
なぜ、このような対比・逆接の接続詞が長文読解・聴解のキモとなるのでしょうか
それは、試験の作成者にとっては、これほど問題が作りやすいポイントはないからです。
例を挙げまょう。
ただし、わかりやすくするため、英語でなく日本語でのこんな文とさせていただきます。こんな趣旨の文が出題されたと思っていただきたい。
こんな趣旨の長文をイメージしていただきたいのです。
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モーツアルトは、かつて著された伝記などでは、極貧の中で過ごした音楽家とされている。しかし、近年の研究ではそれが真実ではないことが、明らかにされている。
(問題)次の選択肢から最も例文の趣旨に近いものを選べ。
選択肢1.最近の研究結果から「モーツアルトの一生が貧窮との戦い」であったことが判明している。(不正解)
選択肢2.「モーツアルトが、貧しさを生涯の糧として名作を世に送り出した」とするのが定説である。(不正解)
選択肢3.「モーツアルトが貧困の作曲家であった」というイメージは、いまや過去のものとなりつつある。(正解)
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正解は選択肢3.以外はありえないでしょう。そこに解釈も議論も生まれません。
筆者の主張に対して何がプラスの固まりなのか、マイナスの固まりなのか、肯定的なのか否定的か、常に頭の中で色分けするのです。そうすれば、記憶をより鮮明化し、正解への近道となります
この色分けをはっきりさせるためにも、最初のうちは長文問題の対比・逆接の接続詞にはマーキング(鉛筆で囲むとか)することをおすすめします(TOEICと異なり英検の問題用紙には、書き込みOKであることを有効活用ましょう)。
未読の方はこちら↓も確認いただきたい。
英検1級1次試験のListeningの最後に来るインタビュー問題でも、いつどこで対比・逆接の接続詞が来るか、注意して聞くことをおすすめします。。
といっても、対比・逆接の接続詞が来た時に「あ、きた」気づくのではやや遅い。それまでの内容をある程度おさえつつ(記憶とまでは言わなくとも)、「もしかすると、これと反対の趣旨の会話がそろそろ来るかな」「いま話者が説明しているのは、相手がそのうち否定するかもしれないな」といった感じで「対比・逆接を待ち構えながら」聞くことをおすすめします。
2.因果関係の接続詞にもマーキングする。
Because, Since あるいはAs a result などの因果関係の接続詞も、聞かれうるポイントとなるので、マーキングをおすすめします。これも、原因と結果を逆にしたりして問題を出されることがありえます。
自分もささやかに選択肢作問にかかわったことがある(英語ではない)のですが、実は作問で難しいのは、「だれが見てもはっきりと正誤が分かれる、そこに解釈や議論の余地がない」ようにすることなのです。
その点、対比・逆接や因果関係を示している文章には、「どっちもあり」とか「考え方次第」の世界にはなりません。したがって、選択肢が作りやすいのです
以上、英検の参考書には記載されていないかもしれませんが、「長文読解や聴解で対比・逆接の接続詞がいかに大切か」につき助言してみました。参考にになれば、幸いです。