英語で戦う覚悟がありますか? | ひとときのときのひと

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外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
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そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 アラカンだろうが、アラフィフだろうが、アラフォーだろうが、英検1級1発合格はできる。その実現のために自分が収集して実践したノウハウを、相当数投稿しています。 

 

 ここでは、それとは少し切り口を変えた形で「ためになる英語」について考えを共有したいと思います。

 

 それは、「英語を使って本当に相手に対して自己主張する覚悟はありますか」という問いかけです。

 

 すでに↓(未読の方はぜひご一読願います)のような、つまり、正解の決まっている資格試験は、さっさと済ませてしまって、次のステージに向かうべきだという趣旨の投稿をしています。

 また、お人好しな英語、つまり外国人に対するあまりにも迎合的な英会話の世界からも、できるだけ早く離れた方がいいという趣旨の投稿もしています。

 

 これに加えて、改めて自己主張する覚悟はありますか、と問いかけたいと思います。

 

 自己主張と言えば、漠然としているかもしれません。でも、ちょっと考えてみませんか。

 

 たとえば、自分が受けた商品やサービスに不満なところがあれば、間髪入れずに対応を依頼できますか。その場合も、相手や状況にあわせて、英語のレベルを変えられるますでしょうか。これは英検やTOEICではあまり学べないところです。

 

 あるいは、自分が依頼した仕事に関して取引の相手がいい加減なことをしたら、きちんと指摘できますか。

 

 というのも、日本人は、忖度(そんたく)やら気づかい、気配りの充満する甘ったるい世界に慣れっこになっていますから。日常生活で、ほとんどこういった自己主張をしていないのです。(最近は少しは変わっているようですが)

 

 しかし、日本語を使うときですら、こんなふうに主張しないのに、英語を使うときにいきなり自己主張できる人などいるでしょうか。

 

 もうひとつ例を挙げてみましょう。

 

 今から30年ほど前の公共放送のビジネス英語で、こんなシーンがあったのを記憶しています。

 

 主人公の日本人男性が海外出張で帰国した後に、立替払いの払い戻しを申請したところ、靴磨き代金等一部が認められないと経理の外国人上司から、指摘され修正を要求されるという場面です。

 

 30年前であれば、この場面自体に問題はないのです。しかし、今は違うでしょう。、

 

 2023年の実務においては、役割があべこべになっている可能性が高い。つまり、外国人ではなく日本人の経理担当が、外国人の立替払いに関して英語で修正させる時代になっているのではないのか、と。

 

 そしてそのような英語で外国人に対して要請する行為を本当に堂々とできますか、その覚悟はありますか、と問いたいのです。

 

 さらに言えば、こんなことは一種「作業」であって、本当はもっと相手との利害が激突するような場面において、つまり正解のない世界であっても果敢に英語で戦えますか、その覚悟がありますか、と聞いてみたいのです。。

 

 自分は、米国政府とのある交渉の中で、手探りで打開の端緒をつかみ、要求を通すことに成功した経験があります。

 

 それは、英検やTOEICといった試験によくある、そう、」「正解が決まっている」世界とは、かけ離れたものでした。というのも、前任者が2年かけて交渉しても埒(らち)のあかない件だったのです。

 

 その経験を通して、あらためて問いかけたいのです。外国語で、外国人と渡り合える覚悟はありますか。と。

 

 以上、英語や英会話の参考書には記載されていないでしょうが、本当に「ためになる英語」を身に付けるための問いかけとして書き連ねてみました。あなたの考えるヒントになれば幸いです。