前編に続き、淡路島に今年誕生したNAMINO OTO BREWING(ナミノオトブルーイング)への訪問記を綴ります。本業多忙のためブログ公開が遅くなりましたが、ぜひおすすめしたい離島ビールスポットなので、当時の感動を思い出しながらレポートしていきます!
※訪問日(2023年7月28日(金))時点の情報です。
ナミノオトブルーイングは、南あわじ市の瓦工場が立ち並ぶ一角にあります。(立地の詳細は前編をご覧ください。)
時刻は11時過ぎ。開店時刻になったので再び訪れました。外観は瓦工場そのものです。
窓ガラスの向こうが直売所なのですが光の反射で中が良く見えません。本当にこの建物の中にあるの?と戸惑いつつ、左の扉の隙間から覗いてみると…。
ありました!手前が直売所で、奥が醸造所になっています。
瓦倉庫をリノベーションしているので、天井がとても高いのが印象的です。
直売所の中は、水色のタイルと木のカウンターが可愛い感じです!
出迎えてくれたのはオーナーブルワーの河野充晃さん。
河野さんは大阪市出身。大学と大学院で農業を学び、卒業後は食品加工会社で5年勤務。その後、ずっと興味があったお酒造りをするため、大阪の高槻市にある壽酒造(國乃長ビール)へ転職し、日本酒とクラフトビールの醸造に5年間携わってきたそう。
そんな河野さんが自らのビール作りの場として選んだ淡路島。
かつては朝廷に食材を収めた「御⾷国」であったほど、食に恵まれている地域です。
※画像はナミノオトブルーイングのクラウドファンディングページより
もともと農業を勉強し「農家や⽣産者とのつながりを⼤事にしたい」と考える河野さんは、淡路島でのビール作りに無限⼤の可能性を感じ、移住&開業を決断したそうです。
農業/食品/醸造のプロフェッショナルが、淡路島の食材を活かして作るビールとなれば、間違いなく美味しいでしょう!期待が高まります!
ご厚意で、建物の奥にある工房を見せていただけることになりました。
ピカピカのタンクがずらり。中央手前に見えるのは缶充填機です。
※工房エリアの外から撮影しています。
一般的な瓶詰め機よりも設備投資は高くついたそうですが、缶の方が遮光性に優れていてビールの美味しさを保ちやすいため採用したそうです。
缶に限らず、他の醸造設備についても色々と説明を伺いましたが、総じて品質へのこだわりが感じられました。書き始めると長くなるので、また別の機会にご紹介させていただきたいと思います!
工房見学を終えて直売所に戻ったら、ちょうど配達から戻ってきた奥様と合流。
お二人が醸し出す雰囲気で直売所がパッと明るくなりました。河野さんも楽しそう!
ブルワリー経営って、製造だけでなく、酒税関係の事務作業も含めやることがものすごく多いから一人だけで回せるビジネスではなさそう。だからこそ頼れるパートナーの存在は大きいということを、色んな離島ブルワリーを取材してきて最近特に感じています。
ほんの短時間でしたが、お互いを信頼している素敵なご夫婦の雰囲気が伝わってきました!
ちなみにカウンターにタップがありますが、あくまで直売所形式なので、量り売り(グラウラーまたは500mlペットボトル(容器代100円))か缶での販売となります。
カウンターで飲めないのは少し残念ですが、歩いてすぐの慶野松原海水浴場で飲める(→前編)ことを考えると、最高のロケーションと言えるでしょう!
お土産用に持ち帰る場合は保冷バックを持参するとよさそうです。(保冷材はもらえます)
さて、場所は変わりまして徳島空港の出発ロビーです。
無事にレンタカーを返却し終えたので、直売所でテイクアウトした「BELGIAN WHITE with なるとオレンジ」で乾杯!
このビール、びっくりするくらい美味しいです!!!
なるとオレンジとは淡路島の固有種で香りが強いそうですが、このビールからもオレンジらしい良い香りが広がってきます。これはぜひ飲んで欲しい!
その後も、自宅に色んな種類を(何度も)取り寄せて飲んだ結論として、「ナミノオトブルーイングのビールはどれも美味しい」です。当倶楽部が自信を持っておすすめします。
以下、あくまで一例ですが、美味しかった新作ビールを2つご紹介↓
淡路島(南あわじ市)・ナミノオトブルーイングの新作「BIG WEDNESDAY」で乾杯!🍻
— しま彦(離島びーる倶楽部) (@island_beer) September 30, 2023
淡路島の五色浜でつくられた自凝雫塩を使用したIPA。美味しそうに濁ってますね😋
香りがとってもトロピカル!ザザーッと押し寄せる苦みの後に、また来るトロピカル!美味しい波状攻撃です🥰#淡路島 #クラフトビール pic.twitter.com/L8KGkCrNTr
淡路島・NAMINO OTO BREWINGの「Breakfast Club」で乾杯!🍻
— しま彦(離島びーる倶楽部) (@island_beer) November 25, 2023
南あわじ市のスペシャリティコーヒー店に、ビール用に特別にブレンドしてもらった豆を使用したペールエール🍺
浅煎りコーヒーの酸味と香り!コーヒー豆をビールにした価値を感じます。美味しい〜🥰#兵庫県 #南あわじ市 #クラフトビール pic.twitter.com/nf5gS1YEPD
ぜひ皆さんも飲んでみてください!
慶野松原もおすすめなので、前編も読んでみてくださいね~。
※現地に行く場合は、最新の営業情報を公式インスタなどで確認してください。