全5回シリーズでお送りする、宮古島マイクロブルワリーさんでの至福の離島ビール体験。
第2回目は、いよいよ乾杯のお時間です!!
※前回の記事はこちら→第1回
カウンター6席だけ!でも開放感は抜群!
宮古島の中心市街地から少し歩いた丘の上に、宮古島マイクロブルワリーは建っています。
しっかり消毒&検温をして入店!オーナーご夫妻が温かく迎え入れてくれました。
店内はカウンターが6席だけ。
ガラス戸を開ければテラス席もあって、換気も開放感も抜群です!
広い芝生の庭が気持ちいい!高台の土地なので海も見えます!
10周年の乾杯!
僕たちが座ったカウンターの目の前で、大将がビールを注いでくれました。
さすが開業から丸10年。大将と女将の息の合ったコンビネーションです。
申し遅れましたが、今回は開業10周年のお祝い会にお招きいただいております。
10周年、誠におめでとうございます!乾杯!!
宮古島マイクロブルワリーの歴史は次回詳しくご紹介するとして、
とにかく美味いっ!!!(^^)
やっぱり離島で飲む離島ビールは格別です!!!
美味しさの秘密は「サンゴ」!?
写真が前後しますが、宮古島マイクロブルワリーのビールを語るには、まずこちらの「コーラルエール」をご紹介しなければなりません。
コーラル(Coral)とはサンゴのこと。宮古島といえば美しいサンゴの海が有名ですが、島自体もサンゴ堆積物が隆起して形成された土地なのです。この「コーラルエール」は、そんなサンゴの大地でろ過された地下水で仕込んだ看板ビール。ミネラル豊富な「サンゴの水」は、ちょっと濃いめの色をしたエールビールと相性が良く、フルーティでふっくらとした口当たり。苦みを抑えた優しいビールに仕上がっています。
ちなみに乾杯で提供いただいたビールは、パッションフルーツエール、シークァーサーヴァイツェン、たんかんヴァイツェンの3種。どれも「サンゴの水」を使った、宮古島らしさが溢れたビールたちです!
どれも美味しかったけど、特にパッションフルーツエールには感動!!
コーラルエールをベースに、宮古島産パッションフルーツ果汁を贅沢に使ったビールです。
コーラルエールの口当たりの良さに加え、パッションフルーツの爽やかな酸味と香りが活きています。それもそのはず、果実本来のフレッシュさを活かすため、発酵の終盤で果汁を加えているそう。このフレッシュさを味わえるのは、醸造所併設パブの特権ですね!
個性派ビールやバーレイワインも!
大将のご厚意でユニークなビールも試飲させていただきました。
写真は宮古島産の島唐辛子を使用したエールビール。
ピリ辛だけど甘みを感じてクセになりそう!
バーレイワインとは、一般的なビールと同じく麦芽とホップを原料としつつ、大量の麦芽を使って発酵させることで、ワインのようにアルコール度数が高く、麦芽由来の甘みが楽しめるビアスタイルの一種です。長期熟成が必要なこともあり、日本全国を見渡しても生産しているブルワリーは多くありません。離島ではいまのところ宮古島だけ!(※離島びーる倶楽部調べ)
上記は初回ロット時の写真をお借りしました。アルコール13%、出荷までに18ヵ月も熟成させたそう。ワインのように、ゆっくりと、寛ぎながら味わいたい逸品です。
女将特製、豚肉の黒ビール煮込みが絶品!
楽しくお話しながら、美味しいビールをたくさん飲んで、気分は最高です!(^^)
美味しかったのはビールだけじゃありません!
写真は女将さんの特製、豚肉の黒ビール煮込み。これが超美味かった!
味の秘密はこちら!
多良間島の黒糖を使った黒ビール「コーラルダーク」を使って煮込んでいます。
こちらの煮込みは、普段の営業でも定番メニューとして提供しているそうです。カウンター6席のビアパブなので、軽食だけかと勝手に想像していましたが、こんな美味しい料理も食べられるなんて、最高過ぎますね!
この魅力はテイクアウトできません!
大将のビールと、女将の料理。そして、二人が織り成す優しい雰囲気。
初めて訪れた島なのに、とっても寛いだ気分にさせてくれます。
10周年の記念すべき日にお招きいただき、本当にありがとうございました。
本当に来てよかった!また来たい!と心から思います。
次の10年も変わらず、美味しい離島ビールをお願いしますね!
さて次回は、今回書ききれなかった工房見学の様子や、開業から現在に至るまでの秘話をご紹介したいと思います。お楽しみに!