いよいよ今回から、六島浜醸造所でのビール作りの現場に潜入します!
これを読めば、ビールがもっと美味しくなりますよ(^^)
六島浜醸造所の看板ビールは、「六島麦のはじまり」という名前のセゾンビールです。
「六島麦のはじまり」の主原料の麦芽は、ドイツ産のピルスナーモルトを使用します。
大麦を発芽させ麦芽にし、それを焙燥させたものが袋詰めされています。
「このまま食べてみてください」と促され、試食してみました。
ポリポリと香ばしく、噛むと甘みが出てきます。けっこうイケる(^^)
粒のままでは麦芽のエキスを抽出しにくいので、破砕をしてやります。
六島浜醸造所では、電動ドリルを改造して手作りした破砕機を使用します。
このように手作業で破砕していきます。
これが破砕後の麦芽です。
殻皮を細かくし過ぎると渋味やエグ味が出たり、ろ過工程で目詰まりをおこしたりするので、このくらいの粗びきに留めます。
大型破砕機があれば一瞬で終わる作業だそうですが、この小さな破砕機ではけっこう時間がかかります。地味に大変な作業です。
2袋分(計50kg)のモルトを破砕し終えました。
井関さんはブルワーであると同時に、お店のマスターでもあります。
繁忙期には奥さまもお店を手伝いますが、それ以外の時期は井関さん一人で醸造所とお店を回しています。
実は、先ほどの麦芽の破砕の作業中にも団体のお客様がご来店されていたのです。
作業の手を止めて、お客様との話に花を咲かせる井関マスター。
お客様のお帰り後は、もちろん食器洗いもこなします。
息つく間もなく大変だなぁ~と思いながら眺めていましたが、こんなのは序の口でした。
ビール作りの大変さを思い知るのは、まだまだこれからです。
次回をお楽しみに!