お疲れさま。

2024年の僕と交代

 

 

夢のリハビリテーションをめざす逸材(?)、偕楽園ホームの夢リハです。

 

又もご無沙汰をしてしまいました。

多忙な日々は充実した人生の証‥‥とはいえ、いつも読んでくださる皆様に本当に申し訳ない気持ちでおります。申し訳御座いません<(_ _)>

 

 

さて、

 

福祉、とりわけ特養(特別養護老人ホーム)という場所は、一個の生態系であるなぁ、と常々考えております。生態系の質を高めていく事が、即ちサービスの品質を高めるという事であると。

 

ご存知の通り、生態系とは、自然と生命の相互作用を表します。

空気、土、水、人工物、動物、植物、微生物に至る迄、森羅万象が複雑に絡みあい、結果として清らかな生態系を作り上げたり、濁った生態系を作り上げたりします。

 

 

空気神社

山形県 西村山郡 朝日町 

 

 

特養を生態系として捉えるなら、居住者(ご利用者)、環境(建物や物品、地域資源など)、職員がその主たる構成体となるでしょう。この場合の職員とは、介護職員さんや看護職員さん、管理栄養士さん、相談員さん、私のような機能訓練指導員だけではなく、経営層事務さん、庶務さんを含む全職種を指します。

 

 

写真:クリスマス会食(2023年12月)

今年のクリスマス、偕楽園ホームでは盛大なパーティーを行いました。

機能訓練指導員は、ホールのお手伝い係とお食事の介助役ですドキドキ

 

 

品質の高いサービスを提供する。

言い換えれば、良い仕事をするためには、人間としての成熟が必要不可欠です。

 

本記事のタイトルである格物致知とは、吾々のご先祖が熱心に学んできた四書の一冊、大学から出た語です。

意味としては、物事の道理を究める事によって、学問や知識を極限まで磨き深める事を表します。

 

この言葉のように、福祉業界にいる吾々が自身を磨き、お客さま(ご利用者)に良い影響を与え、環境を整え、特養や地域包括ケアシステムという生態系(エコシステム)を良くしていくには、どうしたら良いでしょうか。

 

私は、私淑する方が唱えるように歴史の篩(ふるい)にかかった古典に道を切り開く力があると信じ、2024年は「古典とリハビリ」をテーマに、夢のリハビリテーション~偕楽園ホームのブログ~を書いていこうと思います。

 

 

 


玉石混交の我が業界。

 

才余りありて識足らずという人もあれば、或いは昨今の虐待報道で見聞きするような、糞土の牆は杇るべからずという風な人もあるかも知れません。何れにしても、玉琢(み)かざれば器を成さないのですから、有教無類の精神で自他の成長を促していく他にありません。

 

身近にいる人々の人生観や仕事観が成長すると、そこに交わるうちに感化されて、自然とみな良いものが身についていくのではないでしょうか。

 

 

写真:読書がお好きなご利用者(12月)

すごく素敵な方です。僕の大切な先生のお一人ですキラキラ

 

 

ことわざに、勧学院の雀は蒙求を囀る(かんがくいんのスズメは もうぎゅうをさえずる)というものがあります。

勧学院とは平安京にあった藤原氏の教育機関で、西暦821年に藤原冬嗣という人物が創設したものです。この勧学院の軒先にいる雀は学生が書を読む声を聞いているうちに、覚えて囀ってしまうというのです。

 

教育家の森信三先生の仰る処の風韻を発するような域に達しようかという人が身近に増えれば、自然と周囲の品格も良くなるでしょう。またその逆もあるのでしょう。

 

 

写真:平行棒内歩行(12月)

訓練で僕とできる事を、日々の暮らしに反映する事=自立支援が重要な課題です

 

 

私も実は逸材という程でもなく、まだまだ浅学非才です。

来年も良い影響を与え、与えられて、更なる成長の一年にしたいと思います。

 

 

【次回予告】
 

 新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業の倒産抑制に大きな効果をみせた「実質無利子・無担保融資(ゼロ・ゼロ融資)」。その返済が2023年夏から本格化した。
 帝国データバンクによると、ゼロ・ゼロ融資を受てけ倒産した企業は、2023年5月迄に236件と判明。去年の同じ時期の1.5倍だ。
 金融コングロマリットの総帥は叫ぶ。2023年以降、次々と企業が倒産すると。
 我々福祉事業者は失業者の受け皿になるのか、それとも人手不足倒産の危機を迎えるのか。

 

 次回、1月6日をお楽しみに!